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○0153『私は臓器を提供しない』

『私は臓器を提供しない』
著者名:近藤誠 ほか 出版社:洋泉社新書 文責 かなめ
 
 日本の最初の臓器移植は,あの1968年の”和田心臓移植”。和田寿郎・札幌医大教授(当時)のむこうみずな行為は殺人罪で告訴されるなど,スキャンダルにまみれた。さらにその後,1984年に筑波大学での膵腎同時移植が行われたが,これまた殺人であると刑事告発で糾弾をうけた。
 国内での移植が困難になったこともあり,海外へ移植に出かける患者があらわれた。関係者や支援者がその手術費の募金をすると,マスコミが募金キャンペーンを美談仕立てであおり立てた。
・テレビの報道では臓器移植を待つことを美談にしているが,それは裏を返すと脳死の人を待ち望むことになる。要するに人の死を待ち望む矛盾にぶつかる。
・ドナーカードを持っていると救急救命の現場では,臓器移植を前提として動いてしまうためどうしても,手抜きに近い処置がほどこされる可能性が高い。
・脳低体温療法の発達により今までは考えられなかったような回復が現実として起こっており生還している。
・「脳死は死である」と法的に明文化されることによって,臓器提供の意思を持つことが正義であり,臓器提供を拒否することになんとなくうしろめたさを覚えなくてはならないような空気が醸成されることも疑えない。
・オーストラリアのように,運転免許証に臓器提供の諾否を記載する義務があり,スウェーデンのように,ノン・ドナーカードを持っていないとあらゆる身体部分を提供させられるといった状態を想像すると,やはりそこには,「善意」を無理やり社会化して個人に「正義」を押しつける感じをぬぐいきれない。


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