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○0671『DNAがわかる本』

『DNAがわかる本』
著者名:中内光昭 出版社:岩波ジュニア新書 文責 理科 井上嘉名芽

 DNAは遺伝子の本体である。高校の「生物」でもDNAの勉強はするのだが、ニュースで取り上げられるような内容はさらっとしか取り上げられていなく、かえって理解しにくい内容が多い。それをわかりやすく説明しているのが本書である。その中でいくつか紹介する。

 ■薬剤耐性菌の誕生
 最近、また結核が恐れられるようになってきた。いくつかの”特効薬”の出現で、患者の数も激減し、一時は”過去の病気”として扱われていた結核が、なぜまた恐れられるようになったのか。
 結核は結核菌が体内で繁殖を起こす病気だ。特効薬は菌の繁殖を抑えることにより、結核から身を守ってくれる。ストレプトマイシンという薬は、菌のリボゾームを”変形”させて、そのはたらき(タンパク質合成)を邪魔し、その結果、結核菌に間違ったタンパク質を作らせる。ところが、結核菌のなかにストレプトマイシンが効かない株が、突然変異によって出現する場合がある。その株のシナリオによってつくられるリボゾームは、ストレプトマイシンで変形させられても、正常に働き、mRNAの言葉通りの正しいタンパク質を作る。このような菌を耐性菌と呼んでいる。
 耐性菌の中には、ストレプトマイシンがないと、暗号がちゃんと読めず、そのため生きていけない株もある。つまり、細菌にとって本来毒であるはずの薬が、生きていくための必需品となる。このような菌を「ストレプトマイシン依存菌」と呼ぶ。薬剤を乱用すると普通の菌は殺菌されるが、耐性菌は生き残り、とりわけ依存菌は大喜びする。
 
 ■発生過程での細胞の自殺
 発生過程で細胞の運命、つまり、細胞の役割が決まる。大変驚くべき事に、細胞の中には”自殺する”役割を割り当てられるものもある。私達の手や足には、五本の指があるが、手や足は、はじめずんぐりしたふくらみとして胴体から突出してくる。その先端部が五本に分かれるのは、指と指との間にある細胞が死んでくれるからだ。この部分の細胞が予定通り死なない場合は、指が癒着した「奇形」になってしまう。つまり、正常な形が出来るために、犠牲になって死んでいく細胞がある。


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