ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

■「東奥聖社の今」農場ボランティア

「東奥聖社の今」
農場ボランティア

 今年も農場ボランティアに行ってきました。普段なかなか体験する機会がない農場でのボランティアですが、とてもよい経験になりました。

DSCN0466.jpg 
DSCN0469.jpg 

DSCN0472.jpg 
DSCN0475.jpg 
DSCN0476.jpg


○1979『もけら もけら』○

 『もけら もけら』
著者名:山下洋輔(文)元永定正(絵)中辻悦子(構成)
出版社:福音館書店 文責 美術 木村顕彦

 本書は、福音館書店の「日本傑作絵本シリーズ」の一冊である。
 作は、ジャズピアニストの山下洋輔。燃えるピアノの演奏や、漫画家・赤塚不二夫との交遊で知られる。
 そして、絵を担当しているのは元永定正。彼は吉原治良設立の「具体美術協会」メンバーで、ユーモラスな形体を描いた作品で知られる抽象画家だ。
 そんな二人が組んで制作された本書。内容としては、いい意味で、意味不明。まず、タイトルの「もけら もけら」から、すでにわからない。
 絵はというと、植物のような形体が、縦に伸びる。何本も。
 それに呼応するように、山下による文がリズミカルに響く。
 「ころ」「もこ」「めか」・・・「てぺ」「ぱて」「ぴて」
 本書は、言葉の響きと元永の絵でどこまで遊べるかを試した、実験作といえる絵本だ。山下と元永の無言の応酬が読み取れる。
 子どもが、まっさらな目と心で、真っ先に触れる抽象芸術の名作。そんな一冊だ。

連載小説 最終章(10)

 最終章 明日の私(10)

 いや、違うな。
 もうひとつの思考が、柏木の姿に覆いかぶさった。もっと野蛮に、何の躊躇いもなく、美智子をなじり、父親に噛みついたかもしれない。そんな自分の姿を恥ずかしいなどとは思わず、めちゃくちゃに暴れまわる柏木の姿もまた目に浮かぶ。そんなもっともらしい光景を想像し、美夏は思わず相好を崩した。
 自分など、到底目指すような強さを身につけることができるような人間ではないのだと、諦めかけていた。しかし、もう一度やり直せるのではないか。
 自分にこびりついた灰をそぎ落とす指をもちさえすれば。常に高みを目指そうとする心があれば。
 美夏は川原の土手の黄色い道に立ち、日の光に包まれた。右手にはなお一層強く、小鉢が握り締められていた。
 一度は涸(か)れたはずの涙が、再び頬を伝う感覚が走った。
 今は拭わない。
 だって、これは自分を呪う涙ではない。古い自分を洗い流そうとする涙なのだから。
 確か、こんな涙を以前にも流したような気がする。バスケ部を正式に辞めた、あの日の光景が目に浮かぶ。でも、いいじゃないか。そう思い直してみる。
 何度でも失敗して、何度でも泣いて、何度でも立ち直っていこう。そして、強くなろう。自分にはそうすることしかできないのだから。
 美夏はくるりと体の向きを変えた。そして、もと来た道をたどりはじめた。もう一度橋まで出て、そこから学校に向かおう。今は柏木が、二年生の補習授業に入っているはずの時間だ。今から行けば、補習を終えた柏木に会える。面接はどうだったのかと、美夏の声を優しく聞いてくれるはずだ。
 『津軽長寿園』の葛西と同じだ。柏木も優しいのだと思う。
 いつだろう。いつになったら自分もそんな優しさを手に入れることができるようになるのだろう。
 美夏は顔を上げた。
 彼方に岩木山が座っていた。
 なんて姿の美しい山なのだろう。改めてそう思わされる。
 広く、揺るぎない裾野。
 その姿に、美夏は、明日の自分を想った。
最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2015年08月 | 09月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -