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東奥義塾高等学校 公式ブログ

■漢字検定

漢字検定

 2015年7月10日(金)、本校を会場に漢字検定が実施されました。2級6名、準2級14名、その他5名が受験しました。高校生にまじって、本校教員の子息が受験していました。

○1967『アフリカの音』○

 『アフリカの音』
著者名:沢田としき 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 本書は絵本だ。
 著者・沢田としきは、青森県出身のイラストレーター。
 私は、西岡恭蔵のCDアルバム『START』を聴きながらこの書評を書いている。そのアルバムのイラストレーションを手がけているのが沢田だからだ。
 そして思う。西岡も沢田も、もうすでにこの世にいないのだと。
 沢田は、音楽が好きだったのだろう。本書のモチーフも音楽、というか、西アフリカの太鼓だ。巻末の解説によると「ジンベ」というらしい。
 アフリカの人にとって、音楽がどのような存在なのか。本書を読んでいると伝わってくる。
 「ヤギは死んで 皮をのこし 音になって また生きる」
 こんなにも簡潔な言葉で、生命を表現できるとは。
 本書を読んで、不意に、太鼓の演奏者が私に語ってくれた言葉を思い出した。
 誰もがみんな、母親の胎内で10ヶ月もその鼓動を聴いていて、それから生まれてくる。だから、太鼓の音を聴くと、どこか懐かしい気持ちになるんだ。と、そんな言葉だ。
 ヤギが死んで、その皮は太鼓となり、音を生む。
 それと同様に、沢田としきは亡くなっても、彼が手がけた絵本は残る。その名は知られずとも、多くの子どもたちに読み伝えられる。本書はそんな一冊だ。
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