ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○0662『格差社会 何が問題なのか』

『格差社会 何が問題なのか』
著者名:橘木 出版社: 文責 理科 井上嘉名芽

 現在所得格差が広がっていると言われている。しかし、統計上ホームレスの人の情報が統計には載りにくい。そう考えると所得格差は大変な格差となって考えなければならない。しかし、政府は格差が広がっているのは、お年寄りが年金生活し、寿命が延びているから実際に働いている人の格差はそんなに広がっていないとの見解を出している。いろいろと見方はあるが最低賃金が世界の先進国の中でも最下位に近い状況であることには変わりない。
 では、1.正規雇用、2.常勤非正規雇用、3.非正規雇用(パート)の3つに分けて生涯賃金比較を見てみると1.は2億円、2.は1億円、3.は5千万円である。若い内は時間も自由になるパートは良いが、結婚して子供を育てていくことを考えると、正規雇用でなければ大変厳しいということが分かる。働き手はいち早くパートから正規雇用になる事を望んでいる。しかし、そうはいっても企業側は、一度フリーターになった人を正規労働者として雇おうとしない傾向が顕著に見られる。なぜなら、フリーターに甘んじている人たちを勤労意欲がないと見ている企業も少なくない。あるいは、仕事における熟練度が不足しているという判断が働いている企業も少なくない。従って、フリーターを積極的に雇って、正規労働者に転換しようという意志は、企業にはあまり見られないのが現実である。
 また、「インセティブ・デバイド」という考え方が最近出てきた。要するにホワイトカラー(管理職など給料を多く稼いでいる集団)の仕事をしている人は、自分の子供にも自分と同じような仕事に就けるように、教育に関するお金を支出することが出来やすい。そのため、子供は十分な勉強の機会が与えられるため、将来の選択の幅が広がりやすい。近年の東大合格者も高所得者の子息が合格するようになり、公立高校からよりも、私立高校からの合格する生徒が多くなってきているのが現状である。このように低所得者家庭の「負のスパイラル」が発生し、なかなか抜け出せない現実が出てきた。
 さらに若輩者にフリーターが多いということは年金や健康保険の支払いも滞りがちになる。そのため、財源が無く現在の政府も四苦八苦している。本書では、「消費税15%による年金改革」を提案している。消費税に組み込めば必ず生活する上で支払うので財源は確保できるという考え方である。その代わり従来の支払制度は廃止する。また、日用品や教育に関する物は非課税として、嗜好品を中心に消費税を高く設定する累進課税にすることを提案している。この方法は悪くないなと私は感じた。日本は世界で見ても税金の安い国なのだから、しっかりした税金の徴収システムを確立し、「教育の機会均等」と「最低限の生活」が出来るような配慮がこれからの日本には必要だと感じた。


最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -