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○0673『日本人はどんな大地震を経験してきたのか 地震考古学入門』

『日本人はどんな大地震を経験してきたのか 地震考古学入門』
著者名:寒川旭 出版社:平凡社新書 文責 理科 井上嘉名芽

 日本は地震の多い国である。なぜだろう。それは、日本は4つのプレートの境界の上にある島国である。その4つとは、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートである。また、地震の規模についての定義はどうなっているのであろう。
 地震の規模については、M8クラスが「巨大地震」、M7クラスが「大地震」、M5-6クラスが「中地震」である。日本列島の巨大地震のほとんどがプレート境界で発生している。活断層からの地震はM7クラスまでで、M8に達したのは、1891年の濃尾地震などごくわずかだ。では、「M」とは何であるのか。「M(マグニチュード)」は地震のエネルギーを示す値で、Mが0.2増えると、エネルギーは概ね2倍になる。よって、M7.0の地震の倍のエネルギーを持つのがM7.2の地震、M7.4なら約4倍となる。M8.0の巨大地震だったら、M7.0の大地震の約32倍となる。
 一般の人たちにとって、わかりにくいのが、「マグニチュード」と「震度」の違いである。Mは一つの地震について一つの値だけだが、震度は場所によって異なる。活動した断層の周辺では震度7に達することがあるが、そこから離れるにつれて震度は小さくなる。兵庫県南部地震の場合、阪神・淡路地域では震度6~7だったが、遠く離れた静岡県では震度2、東京は震度1程度であった。このように、地震を引き起こしたプレート境界や活断層からの位置関係で震度が決まる。また、それぞれ場所の地盤や地形によっても震度や揺れ方が変わり、被害も異なる。
 著者は1988年の春に、考古学の遺跡で地震痕跡を研究する分野として「地震考古学」を誕生させた。活動は主に発掘現場で液状化現象の痕跡を探すことである。それは「砂脈」と呼ばれる噴砂の通り道となった、砂のつまった割れ目のことである。この詳しい説明は是非本書で読んでもらい、地震考古学の神髄に触れて欲しい。


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