ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

○0674『クシュラの奇跡 140冊の絵本との日々』

『クシュラの奇跡 140冊の絵本との日々』
著者名:ドロシー・バトラー 百々佑利子訳 出版社:のら社 文責 理科 井上嘉名芽

 本書は、複雑な重い障害をもって生まれたクシュラという女の子の生い立ちであり、その成長にかかわった数多くの絵本の物語である。◎エリナー・ファージョン賞受賞 ◎日本翻訳出版文化賞受賞。
 クシュラには、生後まもなく次々と異常が発見された。絶望的な日々の中で、なおも両親は懸命に治療法を模索し、かすかな希望の光を見出した。昼も夜も眠れずにむずかる赤んぼうとの長い時間を埋めるため、母親がはじめた絵本の読み聞かせに生後4か月のクシュラが強い関心を示したのだ。
  一人では見ることも物を持つこともできず、外界から隔絶されていたクシュラにとって、この時以来、本はクシュラと外界とをつなぐ輪となった。そして、本によって豊かな言葉を知り、広い世界に入ったクシュラは、3歳になったころ、健常児をはるかにしのぐ得意の分野をもつに至った。
 本がクシュラの知能と言葉の発達に及ぼした影響にははかり知れないものがあるが、それ以上に重要なのは、本がクシュラに友だちを運んできたことでろう。ほとんどたえまのない苦痛と不安にさいなまれていたクシュラの心の友となった本のなかの住人たちと共に、いまクシュラは、すばらしく前向きに人生を歩んでいる。思慮深く勇気ある人々と、その深い愛に応えた幼い子どもの、感動の記録。
 クシュラを診断する初めての医師は皆、「精神遅滞」と診断する。しかし、母親はその診断を受け入れた上で、積極的にクシュラに向き合っていく。絵本を通して、クシュラの知能はもちろんのこと、手先の器用さまで回復していく。医師でも説明の付かない現象が「本」にはあるのだと証明した。ただ、母親がいつも思うことは、「障害児を抱えて悩み、世話に疲れ切っている一般の親が、この先長い年月にわたって、援助と助言、そしてなによりも理解を得られるという保証はない。」と、痛切に感じていた。
 日本ではやっと2007年から特別支援教育が制度化された。少しずつニーズの高まりを見せている。今後も、学校現場はもちろんのこと、一般家庭でも正しい知識を持って生活することが肝要だと感じた。

最新記事
学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

05月 | 2017年06月 | 07月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -