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東奥義塾高等学校 公式ブログ

○0700『僕はお金を使わずに生きることにした』

『僕はお金を使わずに生きることにした』
著者名:マーク・ボイル  吉田奈緒子 訳 出版社:紀伊國屋書店 文責 理科 井上嘉名芽

 本書は一年間、お金を使う事なしに生活した一部始終を記した本である。しかし、その過程は入念な準備と支援してくれる友達の確保が欠かせない。本書を読み、一人で金なしに生活することは大変だと感じた。というのは、油断するとすぐに金目になるものや金目になる話が舞い込んでくるからである。ルールとしてお金を全く使わないため、それらの行為も自分が受け取らなくて住む方法を選択しないといけないのである。こう考えると、現代社会ではお金を完全に切り離しての生活は相当大変だと感じた。本書では著者が目標達成した後に以下の事を感想として述べている。
 「カネなし生活への道のりは、真夜中の原生林に明かりを持たずに入って行くようなものだ。住むには最高の場所かもしれないという気はしても、いかにも恐ろしげに見える。ときにはすっかり怖気づいてしまうこともある。この先に何が待っているのか、どれだけ遠くまで歩かなければならないのか、全く分からない。それでも歩いて行く。つまずくこともあれば、転ぶときもある。怪我をすることだってあるが、起きあがる。数時間歩き続けると、別の道から同じ場所にたどり着こうとしている人に遭遇する。二人で助け合いながら歩を進める。自分以外の人が同じ場所を探していると思うと、身の安全が高まったと感じるだけでなく、やはり行く価値のある場所なのだと意を強くする。孤独感は和らぎ、落ち着きを取り戻す。朝の四時になり、知覚を阻んでいた漆黒の夜の力が衰え始めると、前方に一群の人たちが見えてくる。皆、同じ場所を探しているのだ。合流して歩き続ける。この森を自力で探検しようとする人のために、目印を残し、方角を書きしるし、旗をつるしながら。
 夜明けが近づくにつれ、人との数は増えてゆき、森が気味の悪いところではなくなってくる。恐れていた獰猛な怪物は、とうとう姿を現さなかった。突然、小さな空き地にたどり着く。何世代も前に誰かが住んでいた場所らしい。途中で出会った人たちと一緒にそこへついた瞬間、てんでばらばらの方角からこの場所にやってきたおおぜいの人と顔を合わせる。皆同じように、それぞれの直感に従って楽園を探していた人たちだ。全員が一堂に会したとき、空き地の地平線から太陽がのぼりだす。朝日に照らされて、そこが誰もが夢見たような素晴らしいところであったことがわかる。何もかもが潤沢にあった。皆は協力して果実やナッツを摘み、収穫を分け合う。人々は力を合わせて家を建てる。すべての人のニーズを満たしてもありあまる豊かさだ。別々の方向から地図を持たずに歩いてきた全員が、どうやって同時にここへたどり着けたのかは、人生の謎である。なぜ自分がこの森に足を踏みいれたのかさえ、わからない人もいた。わかっていたのは、歩き続けた道のりが、最初に思ったほど楽ではなかったことだけ。各人の理由は一つとして同じものがなかったけれど、全員が同じ場所に楽園を見つけたのだ。」


学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

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