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○0707『日本一心を揺るがす新聞の社説-それは朝日でも毎日でも読売でもなかった-』

『日本一心を揺るがす新聞の社説-それは朝日でも毎日でも読売でもなかった-』
著者名:水谷もりひと 出版社:ごま書房新社 文責 国語 坂本幸博

 当該図書は、みやざき中央新聞の社説を一冊の本にまとめたものである。社説というものは格調高く、国際問題や社会問題に対し、正面から切り込んでいくイメージを持っている人も少なくないであろう。ところが「みやざき中央新聞」の社説はそういったものと一線を画している。そのため、著者に対して、ある大学教授から「みやざき中央新聞の社説は社説とはいえない」という旨の「抗議?」の電話があったそうである。
 当該図書に紹介された社説が一番大切にしているのは「情」である。著者は、情報とは、報道の「報」の上に「情け」を乗せているだと考えている。「情け」とは思いやりや優しさであるといえる。
 この考え方は『論語』における、孔子と弟子たちとの問答を思い起こさせる。弟子が孔子に聞く。「先生、人間にとって一番大切なものは何ですか。」孔子は答える。「それは、信じるということである。」それに対して弟子が、「先生さらに大切なものは何ですか。」と質問を重ねていく。孔子は次々と答えていき、最後に儒教にとって最上とされる「仁」が一番大事であると答える。
 ところが、弟子はさらに質問を重ねるのである。「先生、仁よりも大切なものはないのですか。」それに対して孔子は「それ恕か」と答えるのである。「恕」とは私などが簡単にはいえるものではないが、無理を承知でいうとすれば「思いやり・優しさ・寛大な心」ではないかと思われる。孔子が「~か」という形で答えているのも非常に興味深いが、ここでは問題にしない。
 優れた人間とはどういう人物をいうのであろうか。知力、体力、精神力、ありとあらゆる能力を保持していても、「優しさ・愛する心根・感謝する気持ち」といったものがなければ、その人物は「優れている」といえるのであろうか。
 当該図書を読むことで、多くのものを得ることができた。一人でも多くの方に読んでほしい良書である。


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