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○0710『教養としての言語学』

『教養としての言語学』
著者名:鈴木孝夫 出版社:岩波新書 文責 国語 坂本幸博

 教養とはなんであろうか。人によってさまざまな意見があることと思うが、著者は「知識を自分の中で位置づけ、行動の指針となるような方向性を育てること」だと記している。現代社会は知るべき事が多く、自身の意見を正確に述べ伝える機会が少なくない。そうした時に、知識や意見を自分に引きつけ、自身の立場からまとめ整理する態度を身につけないと、首尾一貫した行動をとることができなくなる。
 ことばは我々の生活に密着しているものである。日本人であれば、自由自在に日本語を操り、間違うことも全くない訳ではないが、外国語として日本語を学んだ人たちに比べれば、ほとんどないといっても過言ではない。しかし、「誰が尋ねて来ましたか?」という文は正しいのに、「誰は尋ねて来ましたか?」という文が正しくないことを正確に説明できる日本語話者は少ないのではないだろうか。
 つまり、我々の生活に密着し、かつ、自由自在に操ることのできる言語であっても、正しく理解している訳ではない。その言語を詳しく見ていくことは、自身と向き合うことになるのである。それが、教養につながっていくのではないか。
 当該図書の章段の中で興味深いのは、「第二章 ことばの働きとあいさつ」と「第四章 人称をめぐる諸問題」である。「あいさつ」や「人称代名詞」とはどのような機能をもっているかといった問題は、単に言語のみの問題ではなく、コミュニケーションの問題や、ポライトネスといった問題とも深く関わってくる。そこから得られるものも、正に「教養」と呼ぶにふさわしいものであろう。


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