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○0748『障害児教育を考える』

『障害児教育を考える』
著者名:茂木俊彦 出版社:岩波新書 文責 理科 井上嘉名芽

 本書の構成は第一章では新しい「障害」の見方を示し、いくつかの障害についての説明。第二章では障害児をどう理解しどう向き合うか、という問題について。第三章では特別支援教育のメリットや内包する矛盾について。最後の第四章で、特別支援教育における教育実践のあり方について述べてある。
 第一章で「障害」見方で紹介されているのは、盲ろう者のコミュニケーションとして、人の発言の通訳だけでは満足できないと述べている。多数の人が参加する会議もあるし、いわゆる雑談もある。ようするに、種々の場面で状況がどうなっているかを知り、自分の置かれた位置も見定めながら活動するためのコミュニケーションを欲しているのである。このことを「状況通訳」と表現している。それはどういうことかというと、
「・・・周りの人が何もしゃべっていないので、通訳することがない、というようなことはありえない。そういう時は、まず誰もしゃべっていないということ自体を伝えるべきであり、その次に、その他の情報(視覚的情報、聴覚的情報のいずれでもよい)を伝えるべきである。どんな情報もないというような状態は、およそ考えられない。そこにいる人たちの様子(姿勢、態度、表情、服装)でもよいし、部屋の中にある物の状態や戸外の物音、ラジオ、テレビの内容・・・、といくらでも伝えるべき情報は存在するのである。」
 これを読んで衝撃を受けた。やはり「見える」ということは、その場の「状況」を逐一言葉にしないが、気持ちの中では沢山判断しているのだとあらためて認識させられた。普段健常者が無意識のうちに行っている行動が実はコミュニケーションを取る上で大変重要なのだということが改めて考えさせられた。
 2007年4月から特別支援教育が始まったが、40人学級が続く以上は教員の負担も大きかった。しかし、2011年度から段階的に35人学級へ移行するようになってきている。しかし、特別支援教育に関しては現職の教諭のスキルを含め抜本的な見直しをしていかないといつか教育現場が崩壊するのではないかと危機感でいっぱいである。



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