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○0772『なるほど・ザ・ニュース 金融&経済編』

『なるほど・ザ・ニュース 金融&経済編』
著者名:金子保知 出版社:ウインブル 文責 理科 井上嘉名芽

 本書は金融や経済の今を紹介している。電子マネーや保釈金のこと、介護保険まで。その中でも石油の話が興味深かったので紹介する。
 『石油はいったい何でできている? 
 現在では「有機起源説」に意見が統一されています。 その中でも、別名「ケロジェン(有機物)起源説」と呼ばれる「続成作用後期成因説」が、石油生成の最も有力な成因とされています。この説によると、生物の死骸は海底や湖底に堆積し、そのほとんどがケロジェンと呼ばれる物質に変化します。このケロジェンが地球深くの熱によって分解され石油になったといわれています。石油はどんな風にたまっていく?「ケロジェン起源説」をもとに説明すると、地下深くの熱によってケロジェン(有機物)が分解され、水、二酸化炭素、炭化水素が生成されます。こうしてできた炭化水素が特定の地層に溜まったものを油田といいます。ところで、この油田の多くは「背斜トラップ」とよばれる油を通さない岩層に移動し貯留します。といっても石油は湖や沼のようにたまって存在しているわけではなく、砂岩や石灰岩などの「貯留岩」の隙間や孔に溜まっているので、油田では、こうして岩の隙間や孔に溜まった石油に針を刺して汲み上げています。石油掘削の技術は飛躍的に進み、かつては数千メートルの深さまでしか掘れなかったのですが、今は1万メートルを超えるようになっています。
 日本にも石油は出る? 
 日本にも細々ですが石油が産出しています。北海道の石狩油田をはじめ、秋田県、新潟県などに油田がありますが、埋蔵量も少なく、コスト的に見合わないため、産業としてはほとんど成り立っていません。こうした地域の石油の多くは、3千5百万年から一千万年の時間をかけてつくられたもので、地下4千メートルもの深い場所にあります。江戸時代、これらの油田から自然ににじみ出た石油は独特の臭みがあるため、くさい水を表す「くそうず」と呼ばれていました。 同じく江戸時代の元禄のころに書かれた書物には、燃える井戸「火井」が紹介されています。これは今でいう天然ガスの炎のことですが、当時の人には不思議な出来事だったようです。その後、明治になって灯油が輸入されるようになり、石油が商品として流通されるようになると、日本でも本格的な石油産業が生まれてきました。1920年代になると、当時の石油需要の75パーセントを国産の石油で賄っていたという、にわかには信じられないような記録が残っています。
 油田が中東に集中しているのはなぜ? 
 現在、世界の大規模油田の半数近くが、中東に集まっているといわれています。その大きな理由に、古代、石油の原料となる生物が多かったことがあげられます。恐竜が闊歩していた1億年ほど前、中東あたりは亜熱帯の暖かい海の底だったことがわかっています。暖かい海は当然生き物も多く、結果として大規模な油田ができたと考えられています。日本の油田はなぜ規模が小さいのかというと、日本は地震が多いことでも知られるように、地殻変動が激しく、それに伴って油田も移動してしまうため、大規模な油田が形成できなかったと考えられています。』


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