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○0789『人形作家』

『人形作家』
著者名:四谷シモン 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 本書著者の四谷シモンは、タイトル通り「人形作家」だ。と同時に、劇作家唐十郎主催の状況劇場の役者の経験もある。
 私はシモン初の公立美術館での『四谷シモン展』を鑑賞したことがある。シモンが何者かも知らないで観に行った。しかも偶然にもサイン会のタイミングにも巡り会った。だが、いかんせん何者かも知らなかったのでサインももらわずに帰路についた。
 彼の人形は妖しい魅力をたたえていた。球節人形、というタイプのもので少女のヌード、男性のヌード、時には機械じかけの人形さえある(それらの人形のつくり方については本書で書かれているのでご参照を)。
 本書は、その展覧会の頃に出版されたものだ。だが私は、その展覧会から10年以上経ち、最近になり本書を読んだ。
 本書はシモンの自叙伝だ。文中、多くの人物が登場する。登場、といっても当然実在の人物だ。瀧口修造、土方巽、唐十郎、寺山修司、金子國義、澁澤龍彦・・・。まるで夢の中のような、70年代の日本に確かに実在していた人々の名が次々に出てくる。シモンという一人の人形作家を軸に、ある時期の日本のアングラ(アンダーグラウンド)の文化史としても読める一冊だ。
 さてここで考える。私が展覧会でシモンを知った頃、同時期に本書を読んでも、ここに登場する人物のほとんどの名前を知らなかった。そういう点で考えると、展覧会から10年経って本書を読んで良かったと思う。だが同時にこうも考えてしまう。「・・・あの時サインもらっておけばよかったかな?」と。


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