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○0796『現代美術キュレーターという仕事』

『現代美術キュレーターという仕事』
著者名:難波祐子 出版社:青弓社 文責 美術 木村顕彦

 キュレーター。見てわかるとおり、カタカナ文字の職業だ。美術展を企画・展示する人、とでも言おうか。何だカタカナで気取って、と思い、では日本語で、というと学芸員となる。
 ところが、だ。本書第1章の最初から『「学芸員」と「キュレーター」』と題した節から始まり、著者はそこで両者を明確に区別している。それによると、美術館付きのキュレーターを「学芸員」、どこにも属さず活動するフリーランス・キュレーターを「キュレーター」であるようだ。
 さらに本書を読んで初めて知ったのは、神奈川県立近代美術館という美術館が1950年開館当初、いかに新しかったかと言うことだ(開館した建物が新しいのは当然だ、というくだらないことは置いておいて)。本書によると、「現代作家に対する将来的な展望」を日本で初めてした「公立美術館」が神奈川県立近代美術館だったという。
 そして神奈川県立近代美術館に続き、水戸芸術館、東京都現代美術館、そして金沢21世紀美術館などがいかなる背景から創設され、そこでどのようなキュレーション活動が行なわれたかも本書を読んでいけば概要を理解することができるのが嬉しい。
 加えて、2011年に亡くなった美術評論家・中原佑介との対談「東京ビエンナーレとその時代」(対談実施は2010年)も収録されており、それは貴重な内容といえる。そこで語られた「もし学芸員に企画展をやらせろ、となると、美術館の仕事をすっぽかして、どんどん展覧会を見にいくことを勧めたい。」という中原の言葉は、一見乱暴だが、私には教育の面でも生かせるように思えた(ただ単に従順な真面目さよりも、自分が欲することを、軽い身のこなしで動いて実現していくほうが重要だ、という意味で)。


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