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○0799『こころと行動のメカニズムを探る心理学』

『こころと行動のメカニズムを探る心理学』
著者名:越智啓太 出版社:樹村房 文責 理科 井上嘉名芽

 本書では、心理学の今を若手の研究者の執筆で詳説してる。特に興味深いのは「記憶」についてである。人間の記憶するシステムに関しては、「書いて覚える」ということが定番だが実はそうでいないことを詳説している。以下に紹介する。
「◆記憶の改善◆
 私達の日常生活は記憶の失敗に満ちあふれていおり、多くの人が何とか記憶を改善したいと考えているだろう。ここでは記憶を改善するヒントをいくつか紹介したい。記憶を高めるために重要なことの1つは、どのような符号化方略を利用するのかということである。効果的だと思っている符号化方略が、実際にはそれほど効果的ではない場合がある。その代表例が「書いて覚える」という方略であろう。日本では書いて覚えるという方略が一般的でありよく使用されるが、この方略は覚える対象によって効果的かどうかが異なる(仲,1990)。日本人にとって不慣れなアラビア文字や意味不明な図形など、書く練習をしなければ後で再現することが難しいものは、書いて覚えることが効果的である。しかし、頭の中で意味や概念などを思い出せればよいものを覚える際には、特に効果的な方法とはいえないことが明らかにされている。
 効果的な符号化方略としては、情報を付け加えたり関連づける精緻化方略、画像やイメージを利用する方略、分散学習などが挙げられる。
 理解を伴わない機械的な暗記は効果的ではない。覚えたい対象に情報を付加したり、意味づけたりすることを精緻化といい、記憶を促進する効果がある。また、、覚えたい情報が自分に当てはまるかどうか判断するなど、自己概念と結びつけることも記憶を促進する効果があり、これは自己関連づけ効果と呼ばれる。
 画像やイメージを利用した方略も記憶成績を促進する効果がある。同じ対象を覚える場合でも、それを単語として言語的に覚える場合と、画像として覚える場合では、後者の方が記憶成績がよくなることが知られている。これは画像優位性効果として知られる現象である。頭の中にイメージを思い浮かべることも同様に効果がある。」


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