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○0818『奇跡の新素材プロテオグリカン』

『奇跡の新素材プロテオグリカン』
著者名:かくまつとむ 出版社:小学館新書 文責 理科 井上嘉名芽

 プロテオグリカンとは糖鎖とタンパク質が結合した「複合糖質」と呼ばれる高分子複合体で、実はタンパク質であるコラーゲンや糖鎖であるヒアルロン酸をもしのぐ作用を秘めた素材として、早くから注目を集めていた。しかし、主原料は牛の気管軟骨という極めて限られたものであった。そのため、研究試薬としてのプロテオグリカンは1グラムあたり3000万円という大変高価なものであった。そのため、すばらしい物質であるにもかかわらず研究が進まなかった。
 しかし、弘前大学医学部生化学第一講座の高垣啓一教授が、1998年から青森県でも沢山獲れるサケの鼻軟骨に注目し、地元企業の「角弘(かくひろ)」と共同研究を始めた。そのおかげで世界でも画期的な発明として研究が今も尚続いている。本書はその弘前大学でのプロテオグリカン物語である。では、そのプロテオグリカンとはどの様なものか本文から紹介する。
「 皮膚や軟骨のような弾力に富んだ組織には、細胞を包み込みながらゆるやかに結びつける超微小の構造体がたくさん存在します。
 プロテオグリカンは、糖鎖とタンパク質が結合した複合体で、私たちの皮膚や軟骨などの柔軟性や弾力(復元力)を維持しています。
 各種糖質及び糖鎖に共通する特徴は、水をよく吸収することです。ここに同じ重さのタンパク質、脂質、糖質があるとすると、糖質がいちばん水分を抱える能力を持っています。たとえばスキンケア用品の成分で有名なヒアルロン酸は、前述のようにムコ多糖類(グリコサミノグリカン)と呼ばれる糖鎖の一種です。
 ヒアルロン酸は、人体では関節の軟骨や皮膚、眼球などを構成している成分のひとつで、組織の基礎となっているだけでなく、体の組織内に単体としてフリーな形でも存在します。ヒアルロン酸が注目されている第一の理由は保水性の高さにあって、わずか1グラムで約6リットルもの水を保持することができます。ヒアルロン酸を使った化粧品は、このすぐれた保水力を肌の保護や張りの維持に応用したものです。
 ヒアルロン酸は細胞の新陳代謝にも影響力を持っています。その膨潤性とすぐれた細胞活性化作用は医療にも大きく貢献しています。縫合時の傷の回復を促進したり、癒着を防ぐ効果が知られているほか、関節機能の改善薬や、自の手術の補助剤、点眼剤にも使われています。
 コンドロイチン硫酸はヒアルロン酸に似たムコ多糖類の一種です。2種類の構成糖に硫酸が結合した糖鎖で、細胞膜や細胞外マトリックスに多く存在します。
 皮膚や軟骨、脳などのさまざまな組織内に、後で詳しく紹介するプロテオグリカンの糖鎖成分として、ヒアルロン酸などとともに含まれています。関節痛などの症状改善として直接患部に注入する注射薬のほか、経口薬、角膜を保護する目薬などに使われています。」

学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

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