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○0846『前進力』

『前進力』
著者名:三國清三 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦

 本書著者の三國清三は国内外で評価が高いシェフだ。
 三國がつくった料理を食べたわけでもないのに、そんなことを書くのは忍びないが、有名なシェフであるのは間違いない。
 本書は、その三國がいかにして一流のシェフになっていったかを綴った自叙伝だ。
 「15歳の寺子屋」シリーズのうちの1冊である本書は活字が大きく、ページは全部で90ページ余り。すぐ読める。深く読み込みたかったら何度も何度も読めばいい。
 三國は中学卒業後、札幌グランドホテルの厨房で働き、そこから帝国ホテル、駐スイス日本大使館料理長、とまたたく間にステップアップしていく。本書に書かれた三國の実績と、それを成し遂げた年齢を読んでいくと溜め息しか出ない。30歳で本書を読んだ私には、ショックが大き過ぎた(三國は30歳で自分の店を持っている)。これはたしかに「15歳の寺子屋」シリーズだ。10代で読んで、自らを奮い立たせるタイプの本だ。だが、10代の読者が三國の成長のスピードと自分のスピードを比べて悲観してはいけない。三國の活躍を「不断の努力だ」と人は言うかもしれないが、味覚に関しては天性の才能と運が隠れているようにも思えるからだ。
 最後に余談を一つ。帝国ホテルで働く村上信夫シェフを慕って三國は札幌から上京する。ここでの三國のひたむきな鍋磨きの姿勢が村上の目に止まり、次の仕事(駐スイス日本大使館料理長)に結びつくというエピソードが本書で登場する。・・・と、それを読み、以前読んだ小林正観の著書『楽しい人生を生きる宇宙法則』を思い出した。その著書で、見習いの頃の村上信夫の話が出ているのだ。若き日の村上が、「日本一の鍋磨きになろう」と決意し仕事に取り組んだ逸話が。その村上だからこそ三國を認めた、と考えると、人と人の出会いには、大きな大きな流れがあることに改めて気付かされる。


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