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東奥義塾高等学校 公式ブログ

○0873『きみまろ流』

『きみまろ流』
著者名:綾小路きみまろ 出版社:PHP研究所 文責 美術 木村顕彦

 最近気付いた。わたしは、綾小路きみまろを尊敬していると。
 主婦に人気の漫談家・綾小路きみまろによる著作は、ネタ集の類いも多数出版されているが、本書は自伝的な著述部分が多い。
 『きみまろ流』というタイトルは単行本版で、それと同じ内容でも文庫版は『こんな女房に誰がした?』というタイトルに改題されているのでご注意を(文庫版はPHP文庫)。と、文庫版の紹介までするほど、本書は名著だ。
 巻末の第7章はネタ集になっているので、ただ笑いたい方はそこだけでも読んでいただきたい。ただ、やはり私としては、きみまろの人生哲学部分に深く共鳴した。
 唐突だが、私が愛読する小説『三十光年の星たち』(宮本輝・著)と、本書できみまろが語っている言葉に共通点があることを発見した。
 『三十光年の星たち』で、主人公の30歳の青年が、75歳の佐伯老人に仕事を頼まれ、「自分なりにやってみます」と答えると、「自分なりになら、誰でもできるよ」と佐伯老人に言い返されるシーンがある。それを読んで以来、私はその言葉を思い続けている。
 そんな中で出会った本書。きみまろは言う。「よく『自分なりにやってみます』というけれども、『自分なり』というのは、まずダメなんです。『自分なりに手抜きをしています』ということですから。」この言葉、まるで『三十光年の星たち』ではないか。
 さらに思い返すと、きみまろがよく口にする「潜伏期間30年」(テレビに登場するまで30年、キャバレーの司会、歌手の森進一・小林幸子・伍代夏子の専属司会時代を経て、ネタを吹き込んだテープを高速道路のサービスエリアに停車したバスのガイドさんに配り名前を広めた時間)というのも、『三十光年の星たち』に通じる。「三十年後の自分を見せてやると決めろ。きみのいまのきれいな心を三十年間磨きつづけろ。」(『三十光年の星たち』より)。何かを成し遂げるには、長い時間がかかる事を私に教えてくれた小説『三十光年の星たち』、そしてそれを実践(?)しているきみまろ。・・・もしかして、宮本輝先生、きみまろの漫談CDを聴きながら執筆してたりして。


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036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

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