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○0877『よくわかる臨床心理学の基本としくみ』

『よくわかる臨床心理学の基本としくみ』
著者名:徳田英次 出版社:秀和システム 文責 理科 井上嘉名芽

 本書を読み進めていると「応用行動分析」と言うものが出てきた。これは刺激と行動に対して適切な報酬を与え、人間の問題行動の分析と修正を行う技法である。その中でもトークン・エコノミー法と呼ばれる技法が一般的に言われる「しつけ」に当たるのではないかと感じた。
 例えば児童の報酬訓練のときに毎回お菓子を与えていては健康を害するかもしれないし、学校ではお菓子を食べてもらっては困るかもしれない。このような場合に、二次的強化子として代用貨幣のトークンを与える方法が用いられる。トークンは例えばシールなどで、シールが10個たまったらゲームをしてもよいとか、貯めることで児童にとって価値があるものに交換できるように約束する。トークンを用いることでご褒美を分割して即時的に何度も与えることができる。これは良くある「しつけ」の一場面だと思う。
 しかし、この方法論では「罰」の与え方について警鐘を鳴らしている。一般に考えられているのと違って、罰を与えることは行動を変えることに有効ではない。罰を与えることは多くの場合はその場での行動の抑制を引き起こすが、行動の長期的な変容をもたらさない。そして多くの場合は、そして特に人間のように自分で考える力を持っている場合には、罰を与えた人や情況に対する回避や攻撃行動を増やすという結果になる。例えば親が子どものしつけとしてゲンコツを与えるなどの罰を与えたとしても、子どもは親に対して反抗心を持つだけで多くの場合は親がいないところでその問題行動を繰り返す。
 以上のように臨床心理学分野では考えられている。要するに各家庭で良かれと思ってダメなものはダメだとしつけるときに、ゲンコツ・おしりペンペン等の暴力はかえって子どもを凶暴化させることになることに気がついていない家庭は多いのではないだろうか。しかし、子どもが凶暴化したときはそれに対して力でねじ伏せるのではなく、気持ちを落ち着かせる時間を取る「タイム・アウト法」を使うことが効果的だと説明している。


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