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○0899『芸術と青春』

『芸術と青春』
著者名:岡本太郎 出版社:光文社 文責 美術 木村顕彦

 本書は、光文社知恵の森文庫の中の一冊だ。初出は河出書房から1956年刊だ。
 著者の岡本太郎は、「太陽の塔」や独特の発言で知られる芸術家である。
 だが、その太郎の青春時代(戦前、戦中)を詳しく知る者はどれほどいるだろうか。例えば太郎は、東京美術学校に入学したその半年後の1929年にパリに渡り、1940年までを過ごす。東京美術学校は中退というかたち、そしてパリでは絵画制作と並行して文化人類学を学んでいる。
 そんな知られざる青春時代の太郎の姿が、本書では明確に語られている。
 三部構成になっている本書。Ⅰは「青春回想」、Ⅱは「父母を憶う」、Ⅲは「女のモラル・性のモラル」である。
 冒頭に書いたパリ時代の挿話は主にⅠにまとめられている。
 Ⅱは太郎の父母の話。父・一平は漫画家、母・かの子は小説家という特異な芸術家家庭のなかで育った太郎。少年時代の思い出から、母を亡くし、父を亡くした時の想いまでが綴られている。
 Ⅲは、現代(初出時・1956年あたり)の女性に対する太郎の想い、指摘が綴られている。女性のみならず、独身男性に対する想いも書かれており、2012年に読んでも古びた感じがしない指摘が多い。
 ここでふと立ち止まって考えてみる。常にイマ、イマと走り続けた太郎だったが、意外と本書のように自身の過去を振り返った回想録があるものだと気付く(ピカソとの思い出を語った著作『青春ピカソ』もあるし)。


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