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○0900『色の新しい捉え方』

『色の新しい捉え方』
著者名:南雲治嘉 出版社:光文社 文責 美術 木村顕彦

 本書は光文社新書の中の一冊だ。
 副題は「現場で『使える』色彩論」、帯には「根拠のない色相環、机上の色彩システム 色彩検定は使えない!?」というキャッチーな文字が躍る。
 通読して、著者の主張の多くに納得した。私は単純なので毎回そうなのだが。
 なかでも、前述の「根拠のない色相環」(帯より)に関する論考は、本書の主張を読むと確かにそうだと感じる。
 ここで紹介されている色相環とは「赤から順次、橙、黄、黄緑・・・紫と、12色なり24色なりの色が円形に並べられた」(本書による)カラフルな図のことである。著者は、その色相環には根拠がないと断罪している。帯の形状をしているスペクトルには赤紫の色が存在しないにもかかわらず、円形にするために紫と赤をつなぐ赤紫を加えているのはおかしい、というここでの著者の意見は傾聴に値する。
 また、2004年にロゴマークを淡い水色にかえた飲料メーカー・サントリー(淡い水色という目立たない色を選択した)を例にとって、「もはや、『赤は目立つ』『純色がいいに決まっている』などといったバカのひとつ覚えのような色彩戦略では、新しい時代には対応できない」とする著者の意見にも同感。確かに、赤(という同じ色)ばかりが並んでは目立たないはずだ。
 その他、「最近目につくのが、風水が、そもそも風水には存在しない色を使っている」という記述など、興味深い指摘も多く、美術に詳しくない人でも読みやすい内容の一冊だ。


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