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○0908『KURAMATA SHIRIO ETTORE SOTTSASS 倉俣史朗とエットレ・ソットサス』

『KURAMATA SHIRIO ETTORE SOTTSASS 倉俣史朗とエットレ・ソットサス』
著者名:関康子(編集ディレクション) 出版社:ADP 文責 美術 木村顕彦

 本書は、2010年に開催された「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」の図録を書籍化したものだ。
 倉俣史朗は、「Miss Blanche」という椅子で有名なデザイナーだ。樹脂で固められたバラ(プラスチックの造花)が散りばめられたその椅子は、一度見たら忘れられない。ちなみに「Miss Blanche」のアイデアスケッチは高校美術科の教科書でも紹介されている。
 だが、私にとって倉俣史朗というデザイナーについてはそれ以上の知識はなかった。ましてや、本書において倉俣と並んで紹介されているエットレ・ソットサスなる人物については恥ずかしながら名前さえ知らなかった。大体において、倉俣が1991年に56歳という年齢で亡くなっていたことも知らなかった。
 そんな中で出会った本書で印象に残ったのはまず、倉俣の短い言葉だ。「時間の軌跡や痕跡を感じるような素材は、僕自身あまり興味がありません。」倉俣デザインの椅子の写真図版の横に、その言葉だけが書かれている。その言葉だけを、ポンと提示されると、読む側は戸惑う。どんな文脈の中で倉俣はこの言葉を述べたのか?本心なのか?特に、時間の軌跡や痕跡を感じるよな素材に興味が「ある」私としては、困ってしまう。
 また、本書ではエットレ・ソットサス(デザイナー)が描いたドローイングを、とても面白く見た。なんだろうと思ってしまう不思議な形のオブジェ。黒かったり、赤かったりする箇所と、透明感がある箇所もある。しかも、そのドローイングを基にフランス・マルセーユのガラス工房が「現物」(ガラス作品)として制作したものも写真図版で掲載されていて興味深い。素朴なドローイングを設計図として、ちゃんとガラスオブジェが完成するのだから、ソットサスのドローイングの力は、かなりすごい。


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