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○0934『発達障害に気がつかない大人たち』

『発達障害に気がつかない大人たち』
著者名:星野仁彦 出版社:祥伝社新書 文責 理科 井上嘉名芽

 発達障害と一概に言っても様々である。本書はそういった特に大人達の発達障害についてのお話である。その中でも気になる箇所を紹介する。
 「ADHD(注意欠陥多動性障害)やAS(アスペルガー症候群)のような軽度の発達障害者は、「新奇追求傾向(Novelty seeking)」と「独創性」が共存しています。
 彼らは基本的に飽きっぽく、退屈に耐えられず、少しでも退屈を感じると、すぐに何か新しいものを探して頭のなかのチャンネルを切り替えます。
 古くからある決められたやり方や手順を嫌い、常に目新しいものや熱中できるものを探して、好奇心の赴くままに外界の刺激を追求します。
 簡単に言えば、物見高く、野次馬根性が旺盛なのです。こうした新奇追求傾向は、米ワシントン大学教授クロニンジャーによるパーソナリティ理論では最も遺伝しやすい部分とされています。
 ちなみに好奇心に関与する遺伝子のデータを見ると、米国人は他の国に比べて図抜けて好奇心が高いことがわかります。これは米国社会が、好奇心やチャレンジ精神旺盛な欧州移民をルーツとしているからではないかと思います。強い刺激を求める傾向については、『へんてこな贈り物 誤解されやすいあなたに―注意欠陥・多動性障害とのつきあい方』(インターメディカル)を著したエドワード・M・ハロウェルらが、わざとスリルを求めて非常に危険な行動をする人はADHDの可能性がある、と指摘しています。
 実際、そのタイプの人たちは、「あ~退屈だ、何か面白いことない?」などと口癖のように言っています。彼らは、「刺激のない退屈な人生は生きる価値がない」「波乱万丈こそ人生だ」と思っているのです。
 ですから、たとえば、大金を賭けるギャンブル、リスクの高い投資、危険なカーレース、バンジージャンプ、急斜面での滑降スキーなどをする人のなかには強烈な刺激追求型のADHDの人がいるのではないかと思います。
 また、ハラハラ、ドキドキさせるようなアクション映画やアドベンチャー映画、冒険小説やファンタジー小説などが大好きで、時間の経つのも忘れて夢中になります。彼らにとってスリルや危険は、脳を興奮させる最高の刺激物なのです。」
 また、大脳の前頭葉の機能低下が発達障害に近い症状を起こすと警鐘を鳴らしている。
 「日本大学文理学部の森昭雄教授の米国神経学会での発表によれば、小学生の頃から一日2~7時間ゲームに没頭していた10人の大学生の脳波を調べたところ、認知症と同様、β波よりα波が優勢でした。健常な成人では、β波の方がα波より優勢なので、これは異常な「ゲーム脳」になっていることを示唆していると言います。森教授によれば、「ゲーム脳」の特徴として、「注意散漫で物忘れが多く、思考力、判断力に乏しく、自己中心的。理性や差恥心に欠け、キレやすく暴力的。また無気力、無関心になりやすく、言葉によるコミュニケーションが乏しくなり、創造性と学習能力が低下する」と指摘しています。
 これらの症状はADHDやASに似ていますが、両者とも大脳の前頭葉の機能低下の点で共通しています。原疾患として発達陣害を持っていなくても、このように前頭葉が機能低下に陥ることがあるというのは、実に由々しき問題です。
 もともと発達障害者は、健常者よりもテレビやビデオ、ゲームなどの機械的な物にこだわり、寝る間も惜しんでのめり込む傾向が強いことが知られています。その結果として、睡眠障害だけでなく、ゲーム脳による脳の活動低下まで招来するとしたら、事態はますます深刻なものになってしまいます。」


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