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○0938『縄文聖地巡礼』

『縄文聖地巡礼』
著者名:坂本龍一 中沢新一 出版社:木楽舎 文責 美術 木村顕彦

 テクノポップミュージック、YMOのメンバー・細野晴臣と、人類学者・中沢新一とが全国を巡った『観光』という本がある。日本がバブルに向かう中、時代と逆行するように細野と中沢が(今で言う)パワースポットのような場所を巡ったというその本を、私はまだ読んでいない。
 では本書はどうだろう。細野同様、YMOのメンバーでもある音楽家・坂本龍一と、中沢新一が「縄文聖地」を巡る旅を収めた本書は『観光』に通じる内容ではないだろうか?
 本書冒頭、その『観光』と『縄文聖地巡礼』の差が端的に記されている。ちなみに『観光』は1985年刊。本書はそれから20年以上経て刊行されている。『観光』のときのような「物見遊山の旅」ではもの足りないと思うようになった、「いま必要な旅というのは、深いところへ潜っていく旅」と、中沢は説く。
 そうやって、2人の旅の幕は上がる。
 縄文、というとどうしても青森県かと思ってしまうが、本書で2人が旅するのは諏訪・敦賀・鹿児島と多岐に渡る。だが結局最後は青森で幕を閉じる構成だ。
 ただ、全体を通して特に印象に残った箇所があるかと問われれば、ちょっと弱い。現時点で一回通読しただけでは、ただ頭の中を通過しただけの内容であった。
 強いていえば一箇所。青森県の是川遺跡の発掘品の写真が強く印象に残った。土偶と注口土器は見慣れたものだ。だが、その隣に紹介されている「箆形木製品」なるもののフォルムの美しさに私は魅了された。上部に2体の人体を思わせる彫り物が施されたそのヘラは、まだまだ評価されていない遺跡品だと思うのだが、実際はどうなのだろう?


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