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○0949『相手を洗脳する文章テクニック』

『相手を洗脳する文章テクニック』
著者名:宮川明 出版社:日本実業出版社 文責 理科 井上嘉名芽

 本書の題名では荒っぽい言葉を使っているが、内容としては相手に伝わりやすくする文章の書き方の本である。物語が持つパワーの秘密についての説明が特に秀逸で以下のようであった。
 「「鎖につながれた象」の物語 
 物語形式の文章は、相手を動かし、そして相手の考え方を変えるうえで、非常にパワフルです。物語は、ときに人の信念や価値観までも変えてしまうほど大きな力を持つこともあります。 たとえば、成功哲学などでよく出てくる「鎖につながれた象」という物語があります。サーカスにいる象は、普段、小さな杭につながれた鎖を足に巻かれているだけなのに逃げ出しません。あれほど大きな体躯をしているのに。象は、本来であれば、大木を根こそぎ引っこ抜くほどの力を持っており、その場から逃げることなど簡単なはずです。どうして象は逃げないのでしょうか?それは、こんな理由があったのです……。お祭りの時期にやってくるサーカスを、毎年楽しみにしていたとある男の子。とくに巨大な身体を揺らしながら曲芸をこなし、愛嬌のある表情で長い鼻を伸ばす象の演技が一番のお気に入りだった。
 しかしその年、男の子はサーカスのテントの裏で、ちっぽけな杭につながれた象の姿を見て、ある疑問がわいた。「あれほどの巨体なら、いくらでも自由になれるはずなのに」男の子は、逃げ出さない象のことが不思議でたまらなくなった。だから象の謎について父親、先生、周りの大人たちに聞いてみた。しかし誰もそのわけを知らなかった。 そんなある日、たまたま街にやってきたという賢人に出会った。男の子は他の大人に投げかけた、象の質問をしてみた。
 すると、賢人は男の子の顔をのぞき込みながら、こう答えた。「サーカスの象が逃げないのは、生まれたばかりの小さな子象のときから杭につながれているからだよ」その話を聞いた男の子は、生まれたばかりのか弱い象が杭につながれているところを想像した。生まれたばかりの子象は、自分の身体から生えている4本の脚が何のためにあるのかを知ろうと、走り出してみる。ところが、杭につながれた鎖が邪魔をして、自由に動きまわることができない。薄暗い部屋からわずかにのぞく外の世界を見てみようと、テントの縁に鼻を伸ばしてみても、やはり脚の鎖がやっかいだ。押したり、引いたり、懸命になって鎖から逃れようとしたに違いない。 しかし、どんなにがんばっても、その鎖から逃げることはできなかった。子象にとって、その杭はあまりに大きすぎたのだ。疲れはてては眠りにつき、次の日もまた同じことを繰り返す。次の日も、そのまた次の日も……。そして、ついにある日、象は逃げることをやめた。脚についた鎖と杭は、こういうものなのだと理解した。
 そう。これこそが、象が逃げない理由だった。 サーカスの人気者として活躍する象は、今やどれだけ自分の身体が大きくなったとしても、杭がちっぽけであったとしても、“できない”と思い込んでいるから逃げないのであった……。あなたは、この物語を読んでどう感じましたか? 自分にはどうせできないと思い込んでいたことが、はたして本当にそうであるのか、思い返してみるきっかけになったのではないでしょうか。
 
 物語が人を動かす理由
 実際、この象の物語を読んで、「できない」という思い込みから抜け出してチャレンジを始める人は、全世界で数え切れないほどいます。この象の物語は、自分が勝手につくりあげたネガティブな思い込みを認識させるのに、大きな効果をもたらしてくれるのです。
 たとえば、あなたに“できない”ことは何もありません。自分を信じてトライしてみてください。
 という文章と、先ほどの象の物語とでは、どちらがより読み手の心を動かし、行動を起こさせることができるか想像してみてください。そうです、物語はより強く人を動かすことができるのです。なぜ物語はそこまで人を動かすのか?それは、物語には、相手の意識を内面に向ける効果があるからです。」

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