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○1035『メモワール 写真家・古屋誠一との二十年』

『メモワール 写真家・古屋誠一との二十年』
著者名:小林紀晴 出版社:集英社 文責 美術 木村顕彦

 本書の著者・小林紀晴は写真家である。と同時に著作も多い。ノンフィクションと小説を手掛ける多彩さだ。
 ちなみに、本書はノンフィクションだ。テーマは、副題にもある通り「写真家・古屋誠一」である。
 私はこれまで小林の著作『アジアン・ジャパニーズ』、『東京装置』、『写真学生』と読んできたが、私にとって最もスリリングで刺激的な一冊は本書だ。何といっても、写真家が写真家を追う(取材する)のだから面白い。・・・面白い、と言っておきながら、本書を読むまで、私は古屋誠一という写真家を知らなかったのだから恥ずかしい。
 古屋誠一は、『メモワール』という言葉を冠した写真集が有名だ。精神を病み、自殺した妻・クリスティーネ。彼女との日々を古屋はフィルムに収める。・・・その彼女が飛び降り自殺を図ったその現場さえも。古屋は撮る。
 妻の自殺現場さえも撮り、かつ作品として発表までする古屋誠一とはいかなる人物なのか?本書著者の小林は考える。考えていても答えは出ないので、直接古屋に取材をする。その軌跡が本書だ。
 取材の一環として、小林は写真家・アラーキーや、写真評論家・飯沢耕太郎にも古屋について訊ね歩くシーンがある。
 と、ここまで書いて、飯沢耕太郎の『写真集の愉しみ』(朝日新聞社)と『戦後写真史ノート』(中央公論社)という著作を持っていた事を思い出し、読み返す。実はその二冊ともに、古屋誠一についての紹介が掲載されていたのであった・・・しかも『写真集の愉しみ』の方は、一つの章まるまる古屋誠一。先に「古屋誠一という写真家を知らなかったのだから恥ずかしい」と書いたことさえ恥ずかしい・・・。

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036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

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