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○1039『動物の死は、かなしい?』

『動物の死は、かなしい?』
著者名:あべ弘士 出版社:河出書房新社 文責 美術 木村顕彦

 本書は「14歳の世渡りシリーズ」の一冊である。
 著者・あべ弘士は、絵本『あらしのよるに』の挿絵で知られるイラストレーターだ。
 あべの描くイラストには、動物の描写に定評がある。それもそのはず。あべは長年旭山動物園の飼育係を務めたキャリアと経験があるからだ。本書は、長く動物と関わった経験をもつあべが、動物とは、そして動物の死をどう捉えるかが大きなテーマだ。と同時に、あべの自伝としての側面もある。
 さて、私が本書を手に取ったのには理由がある。別に、ペットが亡くなってショックで・・・という類いのものではない。ただ、古新聞に陶器を包もうとしたらその新聞に、あべの記事が載っていたからだ(平成23年7月27日・毎日新聞)。私はその記事を読み入った。記事には、あべが長年旭山動物園に勤めたあとにイラストレーターに転向した経緯が綴られていた。その事については記事を読む前から私は知っていた。問題は(問題というほど大げさなことではないが)、動物園に勤める前に、あべは「おじの鉄工所で3年間働いた後、絵を描きたくてやめ」たという記述だ。その事実を、私は初めて知った。絵に専念しようとした若き日のあべだったが、「絵だけでは食べていけないので自然に関わりのある仕事に就きたいと思い」、そこで出会ったのが動物園の仕事だったわけである。私はその点が気になり本書を手に取った。
 記事を読むまで、あべは長年動物と触れ合っているうちに、描く目が鍛えられて動物のイラストを描き、それが世間に認められていったイラストレーターだと思い込んでいた。だが実際は、動物園に勤める前に画家を目指していた、つまりかなり昔から絵を描くことを強く意識していたのだ。
 本書を通読して思う。あべにとって動物園での仕事は何物にも替えがたく充実したものであったことを。そして、旭山動物園が全国的に有名になったのは、あべの長年の地道な仕事ぶりがあったからだと。

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