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○1057『映画が始まるところ』

『映画が始まるところ』
著者名:佐藤真 出版社:凱風社 文責 美術 木村顕彦

 本書著者である佐藤真はドキュメンタリー映画監督だ。京都造形芸術大学教授を務めたが、2007年に49歳という若さで急逝している。
 私が佐藤を知ったのは、青森県弘前市出身の映画監督・木村文洋(映画『へばの』)の文章によってだ。その文章には、佐藤が木村同様に弘前市出身であることや、木村が佐藤の講義に潜り込んで聴講していた思い出が綴られていた。恥ずかしながら、それを読むまで私は佐藤真という人物を知らなかった。そんなプロセスを経た先に出会ったのが本書だ。
 先に、佐藤を青森県弘前市出身であると書いたが、正確には2歳前には弘前市から引っ越し、千葉や東京に育った人物のようだ。
 本書では、佐藤の代表作であるドキュメンタリー映画作品『阿賀に生きる』についての記述が目立つ。だが『阿賀に生きる』については、映画自体を観たわけではないので、現在の私には容易には論じ得ない。
 そんな中、高畑勲監督による異色映画『柳川堀割物語』(異色、と言ったのは、高畑がスタジオジブリ作品で知られるアニメーション監督であるにもかかわらず、本作は実写ドキュメンタリー作品であるから)についての論考や、「気まぐれ美術館」で知られる美術評論家・洲之内徹についての一文があったのには興味を覚えた。
 加えて、私がかねてから興味を持っていた写真家・牛腸茂雄についても書かれており、文章によると佐藤が牛腸についての映画『SELF AND OTHERS』(2000年)を撮っていたらしい。そのことは何より私を驚かせた。ああ、ここで牛腸が出てくるのかと。 
 本書を読んでいくと、やはり佐藤による監督作品を実際に観てみたい思いにかられる。天文の野尻抱影や、特別支援の美術教育に関わるドキュメンタリー作品も佐藤は残しているようで、気になる。しかしながら。これだけレンタルビデオショップが発展した現在でも、このテのドキュメンタリー作品を地方で観るのは、まだまだ難しいようだ(お笑い番組のDVDボックスは世に溢れているのに・・・)。

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