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○1088『戦後史の正体 1945-2012』

『戦後史の正体 1945-2012』
著者名:孫崎享 出版社:創元社 文責 美術 木村顕彦

 いましろたかしのマンガ『原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編』(エンターブレイン・刊)の存在が気になり続け、先日購入した。その表紙には野田佳彦前首相の似顔絵が全面を覆う。安倍首相になってから私はそのマンガを読んだ。
 そのいましろの『原発幻魔大戦』の巻末インタビューに登場するのが、本書著者の孫崎享(まごさき うける)だ。そして、そのマンガのあとがきで本書を次のように宣伝している。「『戦後史の正体』にはよくわからなかった日本の謎に対するひとつの答えが書いてあります。」そう言われては読むしかないだろう、と、読んでみた。
 本書は、戦後日本が「自主」と「対米追随」のはざまでどう動きながらが時代順に綴られている。つまり、アメリカと日本の関係を柱にした戦後史だ。どの首相が(内閣が)、どういった立ち位置で、そして何に影響されてそのような決断をしていったかがわかりやすく書かれていて、確かにいましろのいうように「日本の謎に対するひとつの答え」がある。
 先に述べたように、本書はわかりやすく書いている。孫崎によると本書は「高校生でも読める本」と銘打たれている。・・・うん。わかりやすいは、わかりやすいし、高校生が本書を読んでわかってくれるのならば高校の教師である私としてはこの上なく嬉しい(要は、しっかり真面目に勉強している高校生にはわかりやすい内容ですよという程度に留めて私は本書を紹介したい・・・)。
 「昭和天皇の側近となった元外交官の寺崎英成がGHQに接触して伝えた沖縄に伝えた沖縄に関する極秘メッセージ」、そこには「寺崎氏は、米軍が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望していると、言明した。」とあったり。
 「日本人のお金で、日本人が日本人を検閲し、言論統制していた」占領下の日本に関する記述があったり。
 「実は北方領土の北側の二島、国後島、択捉島というのは、第二次大戦末期に米国がソ連に対し、対日戦争に参加してもらう代償としてあたえた領土なのです。しかもその米国が冷戦の勃発後、今度は国後、択捉のソ連への引き渡しに反対し、わざと『北方領土問題』を解決できないようにしている」という記述があったり。
 「福田首相(福田康夫・木村註)が水面下で米国の圧力を戦っていたことは事実です。」という記述があったり。
 ・・・衝撃的すぎて、もはや本文を引用することしかできない。首相って、なってからも大変なんだなー。アメリカの言う通りにしないと出世できないんだー(首相になる以上の出世があるかは疑問だが)、と間の抜けた言葉しか出てこない私であった。
 
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