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〇1198『装幀のなかの絵』〇

『装幀のなかの絵』
著者名:有山達也 出版社:港の人 文責 美術 木村顕彦

 本書は「港の人」という出版社の「四月と十月文庫」の一冊。
 有川達也というグラフィックデザイナーのエッセイが本書の内容である。
 例えば「文庫本」と題された項では、有川が集英社文庫の新しい背表紙のデザインをした時のエピソードが綴られていて面白い。背表紙に、デザインがあるのかと考える方も、もしかしたらいるかもしれない。だが、普段見慣れている製品は、全て誰かがデザインしたものである。「背に使う12色には、他の出版社より彩度の高い色をチョイスした。 たった12色なのだが、これがなかなか難しい。長期間本屋に置かれると背の色は褪色し始める。そうすると、刷ったときは違う色でも、時間が経つと赤やピンクはだんだんと似た色になってきてしまう。」や「著者名はひとりとは限らず、書名も長いものがあったり、欧文が絡んでくるものがあったり、小さくシリーズ名が入るものがあったりする。そのパターンたるや、想像以上の数であった。」といった記述から、デザインというものの困難さ、やった者にしか知りえないデザインの苦労が伝わってくる。
 その他、有川が仕事で携わった画家の作品も本書には収録されていて、なかなかよいものが多い。堺直子、松野伊三夫、植田真、齊藤幾恵・・・。全員はじめて知る名前だ。画家のみならず、編集者の久家靖秀やデザイナーの葛西絵里香という方々も本書ではじめて知る。有川達也の才能と交差した才能が、新たな作品をうむ。本書を読めば、そのプロセスの一環を知ることができるはずだ。



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