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〇1199『現代アートの巨匠』〇

『現代アートの巨匠』
著者名:美術手帖・編 出版社:美術出版社 文責 美術 木村顕彦
 本書の副題は「先駆者たちの<作品・ことば・人生>」。
 この副題を見て、何を思うだろうか?美術は、作品が全てを語っているので、作者の人生や言葉など、知る必要がない。そう考えている方もいるかもしれない。
 だが、ではそういう方にはまず本書に収録されている現代アート作品の図版写真を見ることを薦めたい。さあ、その作品図版だけをみて何がわかるか?書籍の写真図版では、作品の質感や大きさが伝わってこないことがあるのだ(例えば、ジェームズ・タレルの作品が最も顕著)。そして、その時に手がかりになるのが、作者の人生や言葉であると私は考える。
 その点でいうと、本書はよくまとまっている。大前提として、タイトルにある「現代アート」というのも、誰の作品から定義づけるかも難しい問題だが、本書ではとりあえずマルセル・デュシャンから記述が始まっている。
 オノ・ヨーコ、ドナルド・ジャッド、バーネット・ニューマンらの作品はそっけない。では彼らはなぜそれをつくったのか。
 または、ヨーゼフ・ボイスの作品は、彼の人生や言葉そのものであることを知るはずだ。
 対して、言葉を裏切る作者もいる。ポップアートで知られるアンディ・ウォーホルがそれだ。彼は次のような有名な言葉を残している。「アンディ・ウォーホルのすべてについて知りたいなら、ただ表面を見ればいい。僕の絵や映画、そして僕自身の表面をね。そこに僕がいる。裏にはなにもないよ。」・・・それを言われてしまっては、私がここで最初から述べていることがくつがえされる、だが、この言葉のようなはぐらかし方そのものがウォーホルの作風を説明しているようにも、私には思える(なんとも複雑な構造)。とはいえ、とにかく本書は現代アートの入門編には最適の一冊だ。



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