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〇1202『ひとりで生きる 堀文子の言葉』〇

『ひとりで生きる 堀文子の言葉』
著者名:堀文子 出版社:求龍堂 文責 美術 木村顕彦

 堀文子(1918~)。近年、画集や写真集が相次いで出版されている人気女流日本画家だ。
 人気の秘密は、高齢にもかかわらず衰えない創作意欲と、堀自身の人間性によるものも大きいだろう。
 堀の人間性、考え方。それは絵だけではなく、彼女の言葉に顕著に表れる。
 だから、堀による1行から8行の短い言葉がページ毎に並んでいる本書は、画家・堀文子を知るには最適な一冊だ。加えて、近年の日本が作品が巻中にカラーで7点収録されているし、章ごとの扉に、かわいらしいカット画もある。
 先に、「1行から6行の短い言葉」と書いた。1ページに1行、とは何だともおもうが、その1行の言葉が重い。代表的なものとして「一生は一回しかないんですよ。」というものがある。それは、2001年、83歳の時に大病を経験したあとに奇跡的に回復した堀による、切実な言葉なのだろう。
 巻末にある「堀文子 略歴」からも学ぶ箇所が多い。そこには次のようにある。「生涯独身で自分の仕事を貫こうと考えていたが、兄弟の戦死に遭い自分ばかりが自由を求めることに疑問を感じ、一九四六年二十八歳で外交官の箕輪三郎と結婚する。夫は進歩的な考えの持ち主であったが体が弱く看病に明け暮れる。」人が生きていく一生のあいだには、気持ちの変化があり、決断を下すときがある。だが、それでも結局はゼロ(ひとり)に還っていく場合がある。そんな事をこの一文は私に伝える。
 また、本書をきっかけに言葉だけでなく彼女の画業の方も多くの人に知っていただきたい。


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