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〇1282『美の奇神たち 梅原猛対話集』〇

『美の奇神たち 梅原猛対話集』
著者名:梅原猛ほか 出版社:淡交社 文責 美術 木村顕彦

 
 本書は、哲学者・梅原猛の対談集である。
 対談相手、時期ともに多岐にわたり、私の興味を引くラインナップになっている。
 水木しげる(漫画家)、石本正(日本画家)、樂吉左衛門(陶芸家)ほか計9名の方々との対談だ。
 特に、樂吉左衛門との対談が秀逸だった。茶道の茶碗を代々つくりつづける樂家にうまれながら、彫刻の道に入り、紆余曲折と苦悩の先に樂家を継いだ吉左衛門はやはりタダ者ではない。
 さて、対談相手の名前が載っている表紙をよく見ると、梅原ひまり、梅原賢一郎、梅原半二という文字が目につく。
 9名のうち3名が「梅原」という姓であることに、違和感を覚えずに本書を読み始めたが、読んでみてその理由がわかった。
 ひまりと賢一郎は梅原の娘と息子、そして梅原半二は梅原の父親で、すでに故人だ。彼らはいずれも研究者(学者)である。分野は違うが、親子3代が学者というのは驚きだ。
 そして読んでいて笑えたのは、梅原ひまりとの対談の中での、靴のエピソードである。
 身の回りのことは奥さんまかせの梅原。「自分の靴もわからんのだからね。」と語っている。それはどういうことかというと、会合が終わって自宅に帰るとき、自分がどの靴を履いていたのかわからない(!)ので、出席者がみんな帰ってから残った靴を履いて帰ったというのだ。日本を代表する哲学者は、やはり何かが欠落しているのだろうか?・・・だが、その会合で、梅原と同じく、みんなが帰るまで玄関にいたもう一人の人物がいたという。・・・それは何と、作家・司馬遼太郎。司馬もまた、自分の靴などには注意を払わず、ただひたすら仕事に、日本の未来に想いを馳せていた、のだろうか?すごすぎる。


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