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〇1285『若き友人たちへ-筑紫哲也ラスト・メッセージ』〇

『若き友人たちへ-筑紫哲也ラスト・メッセージ』
著者名:筑紫哲也 出版社:集英社 文責 美術 木村顕彦

 
 本書は集英社新書の一冊である。
 著者は、ジャーナリスト・筑紫哲也(1935-2008)。
 集英社PR誌『青春と読書』における「若き友人への手紙」という連載を一冊にまとめたのが本書である。・・・と、言いたいところだが、残念ながらそうではない。
 その連載「若き友人たちへ」は、筑紫の病の進行により、たった2回で終了してしまったのである。よって本書の内容は、「若き友人への手紙」全文のほか、筑紫が早稲田大学と立命館大学において大学院生に対して講義したテープを文章に起こした内容を併載し、一冊としている。本書サブタイトルに「ラスト・メッセージ」とあるのは、そういう意味からだ。
 さて、では本書において筑紫が残した言葉はというと、憲法や国家、教育といった大きなテーマについてのものが多い。
 だが、私が個人的に興味を持って読んだのは、東京の恵比寿にある東京都写真美術館と石原慎太郎についての記述だ。
 カネばかりかかる東京都写真美術館を潰そうとした石原慎太郎都知事(当時)だったが、自分と仲がいい徳間康快(徳間書店初代社長)が館長になったから、なんとか写真美術館は存続したという経緯が、本書では綴られている。写真のなんたるかも知らないような人間が、東京都知事という権力を楯に勝手なことをするものだと呆れてしまう。しかも、友人が館長になったからといって、その考えさえも変えてしまうのだから。こうやって書きながらだんだん腹が立ってきた。
 筑紫はその点について次のように書いている。「東京都写真美術館で、石原慎太郎さんと対談をやったことがあります。彼は作家出身で、芸術文化に詳しいし理解があると聞かされていたのですが、『どんな写真家をご存知ですか?』と聞いたら『篠山紀信とアラーキー(荒木経惟)とそれに立木義浩・・・』と。はっきり言って、普通の人のレベルというか。」
 もはや、腹が立つのを通り越して、片腹が痛くなってきた。



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