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〇1303『マンガで育った60年 現代コミック私史』〇

『マンガで育った60年 現代コミック私史』
著者名:辻真先 出版社:東京新聞出版社 文責 美術 木村顕彦

 本書著者である辻真先は、脚本家で、漫画原作も手掛けている人物だ。
 その辻が、自身と関わりのある漫画家や漫画原作者、子どもの頃に憧れた漫画家について紹介したのが本書である。
 1名から3名の漫画家を一つの項として、140人以上の漫画家・原作者が紹介されており、目次を眺めているだけでも面白い。岡本一平や田河水泡から、藤原カムイや浦沢直樹まで、戦前から現在まで続く漫画家がいることが、本書目次を見ただけでよくわかる。決して多くはないが図版もあり、彼らがどんな漫画作品を描いたかがわかる。いま見ると戦前の漫画の方が新しく思えたりして。
 先述のように、本書では2名、3名の漫画家が連名で一つの項にまとまっているものがある。だが気になるのはその括り方だ。「園山俊二・東海林さだお・福地泡介」、この3名はナンセンス大人漫画家としてわかる。「ジョージ秋山・森田拳次」、この2名は師弟関係としてわかる。だが一見しただけではわからなかった括りが「西岸良平・江口寿史」だ。西岸良平は映画化もされた『三丁目の夕日』の漫画家、対して江口寿史は『ストップ!ひばりくん』や『エイジ』といった作品で1980年代の『週刊少年ジャンプ』を牽引した漫画家であり、近年ではポップなイラストレーターとして人気を集めている。この2人にいかなる共通点があるのだろうか?・・・色々考えてみたが、その共通点は見つからなかった。強いて言えば、共通というよりも、対極。淡々と連載を続ける西岸に対して、描けなければ連載をやめてしまう江口。ノスタルジックな作風の西岸と、ポップな江口。もしかしたら、ここでの括りは大した問題ではないのかもしれない。
 多くのジャンル、それぞれの時代漫画家を知るには最適な一冊だ。


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