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〇1318『日本のゴミ』〇

『日本のゴミ』
著者名:佐野眞一 出版社:講談社 文責 美術 木村顕彦
 

 大量のゴミ。
 それらは一体、どこへいくのだろうか?
 本書はその疑問に答えるべく、ゴミについて書かれたノンフィクションである。
 自動車、ファッション、食、そして核・・・。大量消費の陰で、消費者にゴミのゆくえについての想像力を働かせる余地も与えないまま増えつづけるものたち。本書ではそれら全12分野のゴミ処理について章ごとに構成されている。 
 だが、ゴミ問題について意見を述べたときに、次のような意見も当然想像できる。
 「消費しなけりゃ世の中の金は回らないよ。」「そういうの深く考えると体に悪いよ。」「ゴミ問題とか語ってるやつに限って自分の部屋が散らかってるんだよね。」などなど。
 確かにそれはそうなのだが、実際に本書を読んで初めて知ったことも多い。
 例えば、「電池」のゴミ処理。電池という身近なものが、いかに厄介かについての記述。全く知らなかった。
 また、医療の産業廃棄物についての章にある、抗がん剤についてのという記述。看護師が注射器中の抗がん剤を空うち(器内の空気を抜く作業)をする際にその雫が看護師の指先に付着することがあるが、「そのわずかな量が体内に蓄積された結果、細胞遺伝子に影響を与え、催奇形性など、二代三代にわたって健康に害を及ぼす危険がある」らしい。
 グローバル化が進み、リサイクルをしていては採算が合わず、ゴミにして捨てるほうが安上がり。理想ばかり語っていては業者は生き残れない。どうしようもない悪循環。
 とはいえ本書刊行は1993年。2013年現在からすると20年も前の著作だ。
 1993年当時よりも、リサイクルに対する意識が変わっていたり、処理技術が進歩している分野もあるはずだ、と信じたい。

 
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