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〇1382『堀内康司の遺したもの』〇

『堀内康司の遺したもの』
著者名:堀内康司 出版社:求龍堂 文責 美術 木村顕彦


 堀内康司(1932-2011)。画家
 本書は堀内の初の画集である。
 堀内康司という人物の名は、池田満寿夫の自伝『私の調書』(新風舎文庫)を読んで知ってはいた。
 若き日の池田が、絵画グループ『実在者』を結成した当時の仲間。それが堀内康司だった。しかしながら、そのグループのアイ・オーと真鍋博、そして池田の作品に比べて、堀内という人物の作品をこれまで私が目にする機会はなかった。
 ということで、私が堀内の作品を見たのも、本書が初めてだ。
 ベルナール・ビュフェや寺田政明を思わせる、細い線が縦横に錯綜する風景画。時に女性像、、魚、時に馬の絵。私は一遍で堀内の絵のファンになった。
 本書によると、堀内は20歳代の時に個展を開催して以来、亡くなるまで画家らしい作品発表は行わなかったという。そのかわりに彼がしたのは、競馬記者としての仕事、そして挿絵の仕事、または若手画家の育成だった。謎といえば謎、そんな画家といえる。
 また、本書をめくって、思いがけない画家の名前に目が留まったので追記する。その画家とは、青森県弘前市出身の現代美術家・奈良美智である。
 1988年、奈良はドイツに旅立とうとしていた。その前夜、ギャラリー・ユマニテの店長と堀内と奈良のメンバーで、奈良の壮行会を行ったという。その際、奈良はカラオケで『帰ってこいよ』を唄う。唄っているうちに、奈良が泣き始める。涙の理由を奈良は答える。「これ、うちの近所だよ」・・・なんと、カラオケのモニター画面に偶然映されていたのは、奈良の故郷・弘前市の冬景色なのであった。

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