ToO Gijuku Topics(東奥義塾)
東奥義塾高等学校 公式ブログ

〇1413『雨ン中のらくだ』〇

『雨ン中のらくだ』
著者名:立川志らく 出版社:太田出版 文責 美術 木村顕彦
 

 本書は、落語家・立川志らくの自叙伝。立川談志に弟子入りしてからの彼の軌跡が一冊にまとまっている。
 ちなみに志らくの兄弟子・立川談春にも自叙伝『赤めだか』があり、そちらと比較しながら本書を読むのも面白いかもしれない。
 本書の内容で印象に残ったのは、談志と、死の直前の石原裕次郎の対談についてのエピソード。対談の様子を、志らくがビデオカメラで撮影したが、録画できていなかったという。それについては、ぜひ本書を実際に読んでいただきたい。
 さて、本書を手に取ってひとつ、意外に感じたことがある。
 それは、本書カバーイラストが、洋風な絵で知られる銅版画家・山本容子の手によるものだということだ。クリーム色の地に、人物が並ぶ絵柄。しかもその中の一人はラクダの顔をしている(タイトルの「らくだ」からか)。
 まあ、別にいいのだが、落語家の著作、というと何となく和風のカバーデザインが一般的に思われるだろう。イラストレーションが起用されたとしても、山藤章二によるものとか。とにかく、山本容子のカバーイラストが、まず目立つ。そして、洋風な絵でありながら、描かれている人物たちは江戸時代の格好をしている。その意外性。どうやら山本が立川志らくのファンであることも起用の要因、のようだが。
 ここでこぼれ話。以前、山本容子がテレビに出演していた時に、次のようなことを話していた。「最近の本って、背表紙にバーコードがついてるじゃないですか。でも、カバーデザインをしている立場からすると、自分の絵の上にバーコードの図版がかかったら、絵がかわっちゃうんですよね。だから、わたしがカバーデザインをしている本には、バートードを載せないでってお願いしているんですよ」(大意)
 そして、確かに、本書にもバーコードは記載されていない。
 ・・・なるほど。芸術家は、画面と闘っているというわけか。バーコードひとつで画面のバランスが崩れる!勉強になります。
 ・・・しかしながら、私は本書を図書館から借りて読んだ。そしてその背表紙には図書館のバーコードが貼られているのであった・・・。おあとがよろしいようで。


学校所在地
036-8124               青森県弘前市石川長者森61-1  東奥義塾高等学校 TEL:0172-92-4111 FAX:0172-92-4116

東奥義塾

Author:東奥義塾

AKB48の渡辺麻友の3rdシングル特典DVDに本校制服が!!

この公式ブログが「あおもりICTコンテスト2010(学校Webサイト部門)」で「最優秀賞」!!

東奥義塾個人情報保護方針→こちら

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

03月 | 2017年04月 | 05月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -