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〇1435『風の記憶』〇

『風の記憶』
著者名:五木寛之 出版社:角川書店 文責 美術 木村顕彦


 雑誌『イラストレーション』のバックナンバーをめくっていると、尊敬する絵本画家ささめやゆきの連載エッセイが載っていた。それによると、五木寛之の著作『風の記憶』に、ささめやゆきのことが紹介されているらしい。まさかここで、五木寛之とささめやゆきがつながるとは思ってもみず、どうにも気になって本書をめくる。
 件の、ささめやゆきについて、というのは、書評形式の章においてささめやの著作エッセイ『ほんとうらしくうそらしく』(筑摩書房)のついて書かれている箇所を指していた。ちなみに五木はその著作を「シンプルで心に響く文集」と評している。・・・余談だが、五木の著作のカバーイラストは、私の好きな画家の絵が多い。私が記憶する限り、まだささめやの絵は五木の著作カバーイラストには使われていないので、いつかそんなことが実現したら楽しいと想像する。
 さて、その箇所以外に本書を読んで印象に残ったのは、「二つの川が流れている街は本当にすばらしいし、めったにないのです」という言葉だ。「めったにない」と言われてみると、確かにそうだ。ここで五木は、犀川と浅野川が流れる金沢市(石川県)と、中津川と北上川が流れる盛岡市(岩手県)のふたつの街を挙げている。金沢市は、五木が一時期住んでいた街として有名だし、盛岡市については本書の中で「岩手と私」という章で語るほど気に入っている街のようだ。そして、川についての記述は次のように続く。「中津川と北上川が流れる盛岡がそうです。中津川系と北上川系のカルチャーがあり、宮澤賢治と石川啄木の世界だと、僕は勝手に決めています。」・・・作家ならではの、この直観的な分類!面白い。
 その他、本書が刊行された時期に五木が取り組んでいた、蓮如に関する記述も多いのが印象的な一冊だ。

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