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○0160『YES-NO 小田和正ヒストリー』

『YES-NO 小田和正ヒストリー』
著者名:小貫信昭 出版社:角川書店(文庫) 文責 美術 木村顕彦

 本書は音楽評論家、小貫信昭氏による小田和正の論伝である。タイトルにある「YES-NO」は小田和正、オフコースの代表曲である。
 文中、この「YES」、「NO」は曲名とは別の意味で何度も登場する。それは、小田自身が人生の中で様々な決断を下す時だ。これに対しては「YES」、これに対しては「NO」。その連続で現在の小田和正が存在するのだと納得する。
 最近テレビで、小田和正は日本を代表する歌手たちを集めてメドレーを歌うという企画を行っていた。素晴らしい内容だった。と、同時に「小田和正ってこんなに積極的で、リーダーシップをとる人だったのか?」という驚きがあった。テレビに滅多に出ないこの歌手は、なぜこのような企画を立てたのだろうという疑問も生まれた。
 その疑問が、本書の「幻に終わった“日本グラミー賞”構想」を読んで少しずつ解けていった。1982年、一旦オフコースを解散した小田は、「アーティスト同士がちゃんと尊敬し合えるような」場所が必要だと考え、日本グラミー賞を創設しようと試みる。1年ほど小田はその構想のために様々なアーティスト、歌手と話し合いを進める。しかし、その賞は結局実現しなかった。
 テレビでの歌手のメドレーは、そのときの日本グラミー賞の構想と似た想いでやったことではないだろうか?似た思い、とは「アーティスト同士の尊敬」である。番組中、小田は「ボーカリストの力をみんなに見せたい」と言っていた。なぐさめ合いの集まりではなく、独立した人がそれぞれの責任で行動する、そしてそれぞれを尊敬し合う、小田の思いはそこにあるように感じた。
 一匹狼でありながら、日本音楽界のリーダーでもありうる歌手、小田和正の真実の姿を知ることができる一冊である。

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