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〇1450『小野木学 風景』〇

『小野木学 風景』
著者名:菅原猛(編) 出版社:第七画廊 
文責 美術 木村顕彦
 

 小野木学(1924-76)。画家。絵本も数冊手掛けている。
 本書は小野木の箱入り豪華画集(500部限定)である。
 私が小野木学という画家を知ったのは、染色家・志村ふくみの著書『色を奏でる』(ちくま文庫)だった。その著作には次のようにある。「東北へきてなお思わずにはいられないのは、有元利夫のこと、加守田章二、小野木学、山口薫、駒井哲郎のこと。」
 ここで志村が挙げた名前は、いずれも日本を代表する芸術家たちである。有元、山口は画家。加守田は陶芸家。駒井は版画家。ではさて、小野木学なる人物は何者か。小野木の名前を知らなかった私はそう思った(余談ながら、志村が挙げた彼らのうち、東北とゆかりが深いのは、岩手県遠野に制作拠点をおいた加守田のみといえる)。
 また日を置いて、私は『色彩に生きて』という小冊子を手に入れた。それは、青森県弘前市の田中屋画廊企画による、志村ふくみと美術家・村上善男による1987年の対談を収録したものである。その小冊子にも、志村が小野木について語る場面がある。
 「『芸術新潮』でだったと思いますが、小野木さんの藍の色に驚きまして、自分で藍をやって居りましたのでとても興味を持ちました。その後亡くなられてから、画集を求めて見ていましたら、こういう人は生きていられないな、ということをはっきり感じました。」志村が、何を小野木の絵を見て、何を感じたのか。それが気になって本書を手に取る。
 志村の言葉にあるように、小野木の絵は、ほとんどが藍色だ。そして、タイトルはほとんどが『風景』。抽象画のジャンルに属するものだろう。私が感じたのは、鋭く研がれたナイフのような作品だということだ。それは比喩ではない。実際に刃物のようなフォルムを描いた作品もある。
 早世の画家の軌跡(油彩、版画、水彩)がまとまった一冊である。

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