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〇1471『楽園の歳月 宮迫千鶴遺稿集』〇

『楽園の歳月 宮迫千鶴遺稿集』
著者名:宮迫千鶴 出版社:清流出版 文責 美術 木村顕彦 


宮迫千鶴(1947-2008)。画家・エッセイスト。
 本書は、60歳で亡くなった彼女の遺稿集である。
 宮迫千鶴といえば、画家・谷川晃一の妻としても知られている。
 静岡県の伊豆高原の自然の中で暮らし、ふたりで画を描いて暮らしていた。
 宮迫と谷川は、2005年に国際芸術センター青森(青森県青森市)において二人展「森のアトリエ-谷川晃一&宮迫千鶴展」を開催している。その頃の私は、青森県に住んでいるにもかかわらず、その展示は見に行かなかった。谷川と宮迫の名前さえ知らなかったのである。
 その後、ふたりの存在と活動を知り、2005年の展示を見に行かなかったことを悔いた。ましてや、その展示からわずか3年後に宮迫が亡くなってしまうのだから。
 本書では、エッセイのほかに、随所に彼女の画が掲載されている。色鮮やかなコラージュ。パステルと水彩による楽しげな抽象画。
 田島との出会いが、彼女に画を描かせたのだろう。
 さて、夫婦でありながら、谷川と宮迫という別姓を名乗った二人。そこにはそれなりの事情があったのだろうと私は思っていた。その点についても本書では少し触れている。
 妻子がいた谷川に、宮迫が惹かれる。その後、彼の妻がガンで亡くなる(谷川は、当時「別居してした妻を最期まで看取り、見送」った)。そして、谷川と宮迫は入籍をせずに共に暮らした。だが、宮迫自身もガンに冒され、2008年に亡くなる(そういえば、ジャーナリストの田原総一朗も同じような経験をしている。人の業を感じずにはいられない)。
 画文集、遺稿エッセイ集。本書は、いずれの捉え方もできるだろう。宮迫千鶴という人物がいたことを、本書を読んで多くの人に知っていただきたい。

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