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〇1482『これが九州方言の底力!』〇

『これが九州方言の底力!』
著者名:九州方言研究会編 出版社:大修館書店 
文責 国語 坂本幸博

 九州方言は、古典語形容詞の「カリ活用」の形式に由来する「赤か」や「うまか」といったいわゆる「伝統的」といえる語形を残していたり、可能表現が独自の変化を起こし、意味的に三種類に分化するなど独自を変化を起こしていたり、なかなかにダイナミックでパワフルな方言である。 
 九州は、古代より「文化渡来の玄関口」であったと思われる。新しい技術や思想は、常に九州から入ってきたであろう。古代には仏教や漢字、中世にはキリスト教や鉄砲などが九州から日本に入ってきたのである。そうした九州の土地柄が、古い体系を残しつつも、新しい変化も起こすというダイナミックさに繋がっていったのではないかと思えるのである。九州方言の動態を注視することで、他方言も含めた日本語としての動き・流れの方向が見えてくるかもしれない。
 話し言葉としての方言だけではなく、書き言葉においても方言が存在する。例えば鹿児島では名字に「園」ではなく「薗」の字が使用される。もちろん、他の地域にも存在するが、鹿児島が圧倒的に多い。同じく、鹿児島では「~もと」という名字では「~本」の字ではなく「~元」の字が使われる。
 我々、東北の方言と共通する語彙も存在するし、上述の可能表現の分化は東北方言でも起こっている。九州方言と東北方言を比較検討することで、日本文化の形成という大きなテーマを考えるうえでの視点にもなり得る。


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