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〇1485『炭水化物が人類を滅ぼす』〇

『炭水化物が人類を滅ぼす』

著者名:夏井睦 出版社:光文社新書 文責 理科 井上嘉名芽

 著者は医者で『傷は絶対消毒するな』を上梓した人物である。本書も型破りな題名から大変興味をそそられる。要するに食事に関しての「糖質制限」のお話である。著者は大胆にも糖質(炭水化物と砂糖類)はいらないのでないかと詳説している。日本では炭水化物であるお米が主食とされてきたがその大前提を覆す。「ホモ・サピエンスの本来の食べ物は何だったのか?」とか、「人間はなぜ穀物を栽培するようになったのか?」とか、「農耕はどのようにして始まったのか?」などの人類史の根幹に迫る仮説はダイナミックで読んでいてとてもワクワクさせられた。以下の論文の紹介が興味深い。これを読むと、狩猟採集民は農耕民より長命であり、しかも穀物栽培の開始と同時に乳児死亡率が上昇していた。
「ハーディン・ビレッジ遺構(西暦1500~1675年)での幼児死亡率の高さの原因は、離乳食が原因と考えられている。現代でも南米では、トウモロコシの粉を柔らかく煮た粥が離乳食として与えられている。この糖質しか含まない粥を食べさせると、乳幼児に下痢が多発するのだ。おそらくハーディン・ビレッジの乳幼児達も下痢を起こし、低タンパク血症をきたし、死んでいったのだろう。また、狩猟採集時代には、人間はさまざまな食物を食べる雑食生活をしていたが、農耕が始まると、大量にとれる栽培穀物だけを食べる単一食品生活になり、食事の内容はどうしても、炭水化物に偏ったものになる。同時に、狩猟をしなくなったために、動物系タンパク質は必然的に不足してしまう。つまり、狩猟採集時代とは、「栄養のバランスが良く、健康状態も優れていたが、人口密度は低かった」時代であり、農耕時代とは、「栄養のバランスが悪く、不健康になったが、人口密度は高くなった」時代なのだ。」

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