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○1512『言語学のたのしみ』○

『言語学のたのしみ』
著者名:千野栄一 出版社:大修館書店 文責 国語 坂本幸博

 長年、東京外国語大学、和光大学で教鞭をとり、論文や著作といった数々の業績をあげてきた著者が、一般向けに記した言語学の名著である。
 私は、学部学生から大学院生の時に、言語ついて学び、研究してきた。言語学は一般的によく理解されている学問とは言い難い。言語学をやってきたというと「さぞ、多くの言語を話せるのでしょう」といったことをよくいわれる。著者は、鈴木孝夫、小松英雄と並び、そのように誤解されやすい言語学を、理解しやすく、かつ興味をもてるように紹介した著作を何本も仕上げている。
 当該図書の帯に書かれている文言は、私などが下手に紹介するよりも、よっぽどわかりやすいのでここに紹介したい。

 「言語学はおもしろい!ラーメンの命名学、宇宙人との対話、地名・人名考から言語の普遍性の研究まで、軽妙な筆で言語学の愉しさと奥行を語る17章。身近な事象のなかにことばの不思議を探り、言語の本質から現代言語学の先端的テーマにまで解き及ぶ。多くの発見に満ちた言語学への招待状。」

 「ラーメンの命名学」の内容は「元祖ゴキブリラーメンというラーメンは何故に存在しないかを言語学的に説明せよ」という、著者が大学で出題した試験問題に関して述べたものである。一般の方々は「ラーメンという食品と、衛生的でないと見なされているゴキブリが相容れないからだ」と考えるかもしれない。しかし、それは一部の真実を伝えてはいるが、記号の本質を理解したものではないのである。
 また「タモリの言語学」という章段の内容は、タモリが「四カ国親善麻雀大会」なるもので、それらの言語を全然分からないのに、アメリカ人、中国人、朝鮮人、ベトナム人を見事に演じてみせるということが、なぜ可能かということを掘り下げたものである。
 いずれも、読み応えのある内容である。どのように述べられているか、気になる人はぜひ当該図書を繙いてほしい。
 
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