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○1612『高田純次のチンケな自伝』○

 『高田純次のチンケな自伝』
著者名:高田純次 出版社:産経新聞出版 文責 美術 木村顕彦

 高田純次(1947-)。タレント・俳優。
 彼は、還暦を迎えるあたりから「テキトー男」として認知されるようになった。
 近年は著作も多く、私が読んだものだけでも『適当論』(2006年)、『適当教典』(文庫・2007年)、『適当日記』(2008年)、『男の美学』(2012年)と、何冊も出版されている。
 高田の著作の多くについて私は、ふざけた内容9割、真面目な内容1割で構成されているように勝手に捉えている。
 それに対して本書は逆。つまり、1冊の9割は真面目な内容、1割はふざけた(笑える)内容なのである(割合はあくまで私の主観だが)。
 本書は高田の自伝だ。彼の他の著作においても、彼の人生をうかがいしることのできる記述は多くある。だがそれらの記述の多くは先述のようにふざけた、照れ隠しのような内容にとどまっている。それが本書では、真正面から自身の人生を綴っていることにまず驚く。
 横尾忠則にあこがれ、彼の「Y字路」の絵に素直に感動する一面。演劇論を交わす柄本明とベンガルの姿を見て、「燃えるような仕事を自分はしているか」と自問し、当時勤めていた宝石店を辞めることを決意する場面。知り合いの女性(34歳で医学部に入学して40歳で国家試験に合格した人)について記して「彼女の必死な6年間を思うと、オレの6年間は何だったのか、と思ったね」と真面目に語る一面などなど。全てを紹介しきれないのが残念なほどの名著だ。
 また、伝説的なテレビ番組『元気が出るテレビ』の人気企画「勉強して東大に入ろうね会」についての記述は是非挙げておきたい。その企画において、受験生・広瀬くんが東大に不合格だった時に、隣にいた番組リポーター役の高田が涙を流した場面が放送された。20年以上前にテレビで見たその場面を私は今でも覚えている。強烈な印象を残した場面だった。本書では、受験生・広瀬くんがその後慶応義塾大学に入学し、広告代理店を起業したが1999年にスキーで事故を起こして28歳の若さで亡くなったことが記されている。
 ・・・と書いてきたが、やはり高田はふざけている。
 本書あとがきには、自伝執筆を振り返って、次のようにある。
 「おふくろの葬式を全然覚えていなかった。よく考えたら、まだ生きていたんだな。」 
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