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○1631『洛中洛外』○

『洛中洛外』
著者名:安野光雅 出版社:産経新聞出版 文責 美術 木村顕彦

 本書は、安野光雅(1926-)の画集。
 タイトルからもわかる通り、描かれているのは京都だが、「洛中洛外図屏風」の時代のそれではない。
 清水寺、銀閣寺、嵯峨野などなど、安野が描く現代の京都だ。
 淡彩ではあるが、重要なポイントには濃い目の絵の具がのる。鉛筆による下書きの線は最低限に抑えられ、隣り合う色彩によってカタチが浮かんでくる。素晴らしい。
 安野の画は淡い水彩画だ。だが、だからといってそれを表面的に真似ても、ただ薄い色の画になるだけで失敗してしまう。
 最低限の下書きの線についても同様。安野には既に画面にカタチが見えているから下書き線が少ないだけなのだ。それを知らずに、これまた表面的にその手法を真似て、ただ手掛かり(=下書き)なしに一発描きのヘタな色彩を塗っても画にしかならないのである。おまけに、その色彩が淡いもんだから、全てが弱々しくなってしまう。・・・と、つらつら書いたのが、私の経験による安野画風習得失敗談(?)だ。
 安野は、中国やイタリア、スペイン、オランダと、世界各国の風景をスケッチしている。
 だが個人的には、本書のように日本を描いたものに惹かれる(安野の画はクセがないので、嫌いだという人はほとんどいないはずだが)。
 本書収録の「加茂川上流」の画など、派手さはないが最高だ。山があり、桜のピンクがあり、加茂川河川敷に点景の釣り人(通行人?)。・・・衰えを知らぬ画家・安野光雅、2012年刊の画集が本書である。
 
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