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○1643『大金持ちも驚いた105円という大金 救われたローン人生』○

 『大金持ちも驚いた105円という大金 救われたローン人生』
著者名:吉本康永 出版社:三五館 文責 美術 木村顕彦

 本書は、小説ではない。
 ある人物が、ある方法で借金を返済していく過程を綴ったものである。
 ・・・「計4000万円のローンを抱えて還暦を目前」にした予備校講師である著者。
 そんな状態の中、予備校の経営状況の悪化から彼は専任講師から非常勤講師となり、さらにコマ給(一時間単位の講師給)が25%カットの危機。
 「せめて世間並みの退職金があれば多少は危機をしのぐことができるのでしょうが、予備校の非常勤講師にそんなものがあるはずもありません。毎月待ったなしで返済しなければならないローンの返済金額が40万円というローン地獄であります。」本書冒頭で、そんな記述が目につく。
 さて、この情況で「一時は自己破産という法的手段も考え」たという著者が・・・ある方法で、借金返済を始める。
 その方法とは。「アマゾンマーケットプレイス」で古本を売るというものだった。
 新古書店大手のブックオフに行き、105円(当時)の本の中から、より高価で売れそうな品を買って、インターネット上のアマゾンで販売する。古本の専門用語では「背どり」と呼ばれる行為だ。本書タイトルにある「105円という大金」というのはそこから由来している。
 多くの人は思うだろう。そんな方法でローンを返していけるのかと。
 だがその方法で、著者が実際に叩きだした結果は次のようなものだ。
 2006年から2年間(!)、アマゾンマーケットプレイスで売った本が約2万冊。売り上げは約1700万円。
 巻末には次のような記述がある。「(略)そしてローンの支払いはまだまだこれからも続きます。(改行)しかしながら、ローンの支払いに怯えながら生きてきた以前と比べると多少は心のゆとりができてまいりました。」
 ただし、実際に本書を読んでみると、アマゾンで本を売るという行為自体は気軽なものであっても、本書著者は5000冊の在庫を管理しながら売っており、仕事(?)としてかなり規模が大きいことも追記しておく。つまり、そのくらいしなくてはローン返済から「心のゆとり」が生まれるくらいにまでは至らないということだ。
 簡単に真似はできないにしても、本書は読者に勇気を与えてくれる。また、「売れて印象に残った本」の定価と売価も紹介されているので、こういう本が高く売れるという参考にもなる(価格は常に変動しているので要注意だが)。
 ちなみに私は、成毛眞『もっと面白い本』(岩波新書)により本書を知った。それにも感謝。 
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