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○1647『燃える闘魂』○

 『燃える闘魂』
著者名:稲盛和夫 出版社:毎日新聞社 文責 美術 木村顕彦

 本書の著者は、プロレスラー・アントニオ猪木・・・ではない。
 京セラ、KDDIの創業者で、近年ではJALの会長として経営を立て直したことで知られる稲盛和夫(1933-)である。
 猪木をほうふつとさせる、「燃える闘魂」という言葉。これは、稲盛自身が「経営の原点」として掲げる12か条のうちの第8条に当たるものである。それには「経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要」という注釈がつく。
 本書の内容は、著者が自身の経営経験を綴りながら、現在と未来の日本経済に思いを馳せた(というか、叱咤激励)ものである。
 まず、本書でところどころに強調しているのが「2025年」という年号。ちなみに本書発行は2013年。そこから考えると、2025年という年号が唐突で奇妙なものに思える。
 だがそれには理由がある。
 稲盛は本書で、「日本の近代史を振り返ると、『盛』と『衰』が40年ごとに転換する。すなわち、80年周期で日本経済社会が移り変わっている」と自説を展開している。その説の詳細は次のようなものだ。
 「日本」は「統一政権としての実権を失」い「事実上は崩壊していた」と稲盛が考える1865年頃(衰)を起点として、1905年は日露戦争の勝利(盛)。40年後の第二次世界大戦敗戦が1945年(衰)。その40年後の1985年はバブル崩壊前の頂点(盛)。そして、次なる「衰」は、2025年。というのが稲盛の自論であり、その時(2025年)を前に、我々日本人は何を考えて行動していけばよいのかが本書に綴られているのだ(なんとなく、バブル崩壊の辺りで一気にどん底がきて、その後に失われた20年があるようにも思えてしまうが)。
 2025年を踏まえ、稲盛は「危機感が希薄な日本人」に対して厳しい言葉を投げかける。
 具体的には、「溺れる者は藁をも掴むかのように、楽観論にすがりつく」と日本人を評している。
 さて少しここで立ち止まって、先に述べた稲盛の「経営に原点」第12条に次の文章があることを紹介したい。
 「常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で」
 稲盛和夫のフィロソフィー(経営哲学)での「前向き」や「希望」。それと現代日本人の「楽観論」を区別することから、日本経済の再生は始まるのかもしれない。 
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