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○1658『「普通の人」の哲学 鶴見俊輔 態度の思想からの冒険』○

 『「普通の人」の哲学 鶴見俊輔 態度の思想からの冒険』
著者名:上原隆 出版社:毎日新聞社 文責 美術 木村顕彦

 本書は、異なる著者による〈知における冒険〉シリーズの一冊として刊行された。
 本書巻末には、そのシリーズ一冊ずつの宣伝文が掲載されている。本書については、次のようにある。
 「90年代をどう乗り切るか根本的思考=哲学が求められている。その端緒として鶴見俊輔の態度の思想から出発してみようとする試み」
 本書刊行は1990年。まさしく刊行当時、人々は「90年代をどう乗り切るか」を考えていたのだろう。
 さて、そこで2014年現在。
 本書は読まれるべきところがない著作なのか?そうではない。「普通の人」の哲学は、終わりのない問いだ。
 哲学者・鶴見俊輔の思想を知ることができる第一章。そして、著者・上原隆の体験と考え方を知ることができる第二章。上原は、別に本書全部を読む必要はないと本書冒頭で述べている。読者にとって興味のある記述を、好きなように読んでいい。というよりも、そういう風に読むことができる著作である。
 「系列とかに関係なく『限界芸術』としてあげられているものを列記すると、日常生活の身振り、獅子舞、町並み、盆栽、手紙、家族のアルバム・・・などがある」(第一章から)
 「なにげない時に、ポロッと口をついて出る言葉や、スッと体を動かす行為が、日頃考えていたり、意見として言っていることとは、まったく逆のことだったりすることがある。」(第二章から)
 通読して、なぜか私は以上の2箇所が気になった。「限界芸術」という、鶴見独自の芸術ジャンルに「手紙」が含まれることが興味深かったり。上原の体験からの奇妙な論(結論?)があったり。読みやすいが、他人に内容を説明するのは難しい一冊。
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